カルピスで、脳の認知機能が上昇するらしい
- 2017/06/28
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「アレアレ」って言い始めたら
職場で上司から「おい、アレはどうなったか?」と聞かれて「アレって何ですか?」と返したら「アレだよアレ!」って怒られたりした覚えのある人もいるかもしれません。
それだけ年を取るとありがちな会話なのです。
そして残念な事にそんな自分もいつの間にか逆の立場になっていたりもするのです。
ただのど忘れだと軽く考えがちですが、年齢と共に明らかにそういう場面が増えていくのがだんだん増えていくように感じられると要注意です。
わかってはいるけどその言葉が口から出てくれなくなる一種の認知症になっていると言えるのです。
認知症であれば病気ですので、何か身近に効果のある成分は無いかと思いますがこれがあるのです。
それがカルピスです。
カルピスに含まれている「CS19ペプチド」が効果のある成分とされています。
「アレだよアレ!」と言うのはちょっと疲れてるだけだと軽く捉えず、効能のはっきりした手軽に手の入るカルピスの恩恵を受けるべきなのでしょう。
CS19ペプチドとは
ペプチドとはタンパク質の原料となるアミノ酸が2個以上つながったものです。
CS19ペプチドとはCS(カルピス酸乳)由来のアミノ酸が19個つながったペプチドになります。
カルピス酸乳とはカルピスを製造する過程で発生する乳酸菌の発酵乳でカルピスの素になっています。
これは既に1970年代から研究され始め1980年代には延命効果があるらしいこともわかっていました。
さらに認知機能の改善作用があることからカルピス酸乳の持つ効能について研究している過程で2009年に発見されたのがCS19なのです。
・CS19ペプチドの働き
脳内では情報が神経細胞間を神経伝達物質によって速やかに伝えられています。
その神経伝達物質の1種であるアセチルコリンや脳由来神経栄養因子であるBDNFの量を増やしてくれます。
年齢と共に減って来るこれらの成分を補充してくれるのです。
CS19ペプチドの効果
CS19ペプチドをマウスやヒトに対して試験をしてみた結果、以下のような効果があることがわかっています。
既に論文として発表されていて、今後のさらなる研究にも期待されています。
・認知機能、集中力、記憶力がアップする
認知機能チェックなどした結果、集中力や記憶力の強化、記憶障害の予防効果も認められています。
アミロイドβによってアルツハイマーになったマウスによる投与試験では格段の成果も出ているようです。
・外交的になる
だんだん思うように言葉が出て来なくなると会話する事が億劫になって来ます。
途中ですぐ「アレ、アレ」などと口走って相手に怪訝な表情をされるのも面倒になるのでしょう。
出そうで出ない喉で言葉が詰まっている感覚はやるせないものです。
結局、出てこないまま会話が進まず話題が変わったりするのも情けないものでしょう。
思うようにスラスラ言葉が出て会話が弾めばまた脳への刺激も増えてきますので、ますます認知症対策にもなるのです。