国外からその国の宝くじを購入することはできない

最近ではATMでも宝くじを買える時代になってきましたが、日本に居ながらにして海外の宝くじを購入することは、法律違反となります。
日本の刑法第187条第3項の「富くじの授受」にあたり違法となります。
日本の宝くじは、地方自治体が特別に発行を許されたものです。
一方、海外にいて日本の宝くじを購入することもできません。
みずほ銀行では、「20歳以上の日本国内居住者」を宝くじ購入の対象としています。

名乗り出なければならない場合もある

海外で宝くじの高額当選が出たというニュースで、名乗り出ている人を見ると「なぜ名乗り出るんだろう」と思いませんか。
実は、アメリカでは州によって名乗り出なければならない決まりになっているところがあり、そういった州の宝くじの高額当選者が名乗り出ているのです。
一方で、それ以外の地域の宝くじでは、あまり名乗り出ることはありません。

高額当選、どうするか

万が一にも高額当選してしまったら、どうなるのでしょうか。
まず税金ですが、日本の宝くじは非課税です。
一方、海外は国によって対応が分かれており、アメリカでは州税と地方税で合計30％程度、スイスやポルトガル、スペインでも税金が20％、中国でも20％取られます。
高額当選したお金をどうやって日本に持ち帰るかですが、現地から日本へ当選金を送金するのが一般的です。
現地で小切手で当選金を受け取り、現地の日系銀行で現金化して、日本の自分の銀行口座に送金すれば問題ありません。

海外宝くじをめぐる詐欺に要注意

自治体や消費者庁、国民生活センターなどから、「海外宝くじの高額当選をめぐる詐欺に要注意」というお知らせが来ています。
具体的な手口としては、ダイレクトメールなどで「外国宝くじの高額当選の権利が当たりました」とあり、「この権利を確定させるためにお金を振り込んでください」と言ってお金を振り込ませるというものです。
このようなことは絶対にありませんので注意しましょう。

参考元：みずほ銀行：注意事項（宝くじ）
海外で１００億円の宝くじに当選したら、どうやって日本に持ち帰るの？ – エキサイトニュース(1/2)
海外で１００億円の宝くじに当選したら、どうやって日本に持ち帰るの？ – エキサイトニュース(2/2)