間違いだらけの靴選び。ジャストフィットの靴を履いて、毎日を快適に
- 2016/08/24
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音を立てて靴を引きずって歩く男たちがいる
町を歩いていると、格好はスーツに革靴。それなのに、サンダルのようにズリズリ音を立てながら歩いている男が目につきますね。多くは若い人ですが、あれ、いったい何なんでしょう? 男には元来少ないはずの外反母趾に悩んだあげく、足スカスカのでかい靴を履いているのか? ひどい水虫に悩まされて、少しでも通気性をよくしようというつもりなのか?
理由はわかりませんが、格好悪いですよ。それに、こんなことを続けていると、いずれ足に手ひどい障害が出ます。
タブー①「靴は大きめがいい」はダメ!
ということで、靴選びの基本を。
まずは、大きさ。足のサイズは、1日の中で変わる、立ち仕事が続くと足は大きくなるから靴は大きめを選んだほうがいいという人がいます。これは全くの間違い。足のサイズに合わないゆるい靴を履くと、靴の中で足が前に滑り、爪先が靴の先端部に当たって、爪や指先を痛める危険があります。
足の形に合っていて、爪先に少しゆとりがあり、足が靴の中で前後に動いたりしない、フィット感のある靴を選ぶのが正解。
タブー②「幅の広い靴が楽」はダメ!
長く歩くと、足に痛みが出る。そういう症状に悩んでいる人は多いでしょう。こういう人に限って、「幅の広い靴がいい」となりがち。足が痛むのは靴の壁面にあたるから、だから幅にゆとりのある靴がいいという考えですね。
ところが、実際に「幅広」と称して売られている靴の多くは、指の付け根の位置になる部分は広くても、爪先は細くなっているものが多いのが実態です。静止しているときはよくても、これでは歩くときに爪先が靴の内側先端に当たります。そのまま使い続けると、足が変形してしまう危険もあります。
JIS規格で幅広を示す「EEE」表示のある靴でも、実際には全体が幅広でないことが多いもの。表示に頼らずにジャストフィットの靴を探すことが大切です。
タブー③「軽い靴が歩きやすい」はダメ!
歩くと疲れやすい、足にも痛みが出る。そういう人たちは、えてして「軽い靴」を求めがちです。軽いほうが足の負担が軽減され、快適に歩けると信じているからでしょう。
でも、これは間違い。人が歩く動作では、靴は一種の振り子の役目をしています。振り子は、ある程度の重さがないと動作しません。同じように、靴もまたある程度の重さがないと、前に進む力が出にくくなるのです。
軽い靴は、年老いて歩くのが大儀になってからにとっておきましょう。
靴の選び方1つで、毎日のビジネスライフは快適にも悲惨にもなりますよ。