DMMが買収したベルギーリーグの「シント=トロイデンVV」ってどんなチーム

  • 2018/09/20
  • ライフスタイル・娯楽
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  • アントニオ犬助
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次はサッカーのクラブチームに手を出したDMM.com

次はサッカーのクラブチームに手を出したDMM.com

何だかよくわからないことになっていますね「DMM.com」。
皆さんがDMM.comと聞いて、真っ先に思い浮かべるのは何ですか? オンラインゲーム、金融、格安SIMなどなど、人によって答えはバラバラ。それはそのはず、DMM.comは現在、実に40以上ものジャンルで事業を展開中なのです。

前身は北陸のレンタルビデオ店というDMM.comは、主にアダルトジャンルで急成長。あり余る資金力を背景に手当たり次第に事業を拡大していった結果、グループ全体の売上は2,000億円超。まあ、すごい企業だと思います。

そんなDMM.comが、プロサッカーチーム「シント=トロイデンVV」の経営権を獲得したことたの昨年の11月。
これまでも節操がなかったとはいえ、進出する事業にはWebなりエロなりの共通点があったもの。それが今回は、サッカークラブ運営への進出とは……畑違いぶりに、かなり驚かされました。

 

正直、存在感が薄いベルギー・リーグ

さて、そんな「シント=トロイデンVV」とは、ベルギーの1部「ジュビラー・プロ・リーグ」に所属するサッカークラブ。創設は1924年と歴史はあるものの、日本ではほとんど無名の存在です。

というのも、ベルギー・リーグ自体の存在感が薄い。
スペイン「リーガ・エスパニョーラ」、イングランド「プレミアリーグ」、ドイツ「ブンデスリーガ」、イタリア「セリエA」の4大リーグは知っているという人でも、ベルギー「ジュビラー・プロ・リーグ」を知っている人は少ないもの。
4大リーグの次に規模が大きいのが、フランスやオランダといった国々のリーグ。さらにそれよりも数段規模の小さなクラブが競っているのがベルギー・リーグ、そりゃあ地味ですよね。

ヨーロッパ・ナンバーワンのクラブチームを決める大会「UEFAチャンピオンズリーグ」でも、ベルギー・リーグに所属するチームが目立った成績を収めたのは、1977~78年の「クラブ・ブルッヘ」の準優勝のみ。
ベルギーで活躍した選手が大きな規模のリーグに挑戦して……という位置付けになっているのが、ベルギー「ジュビラー・プロ・リーグ」なのです。

 

これから強くなるかも?! シント=トロイデンVV

これから強くなるかも?! シント=トロイデンVV

そんなベルギー・リーグでは先述の「クラブ・ブルッヘ」と「RSCアンデルレヒト」、「スタンダール・リエージュ」が3強と呼ばれるべき存在。
DMM.comが運営している「シント=トロイデンVV」は、それらより格下。今までに4回も2部リーグへの降格という憂き目にもあっている、小規模なクラブです。

それだけにDMM.comのメリットとなっているのが運営費が安いこと。
年間予算は15億円程度といわれていますから、J2のクラブの運営費(約13億円)と変わらないのです。しかし、現在のシント=トロイデンVVは伸び盛りのクラブらしく、数年後にはUEFAチャンピオンズリーグへの進出も十分に狙える存在だとか。
つまりDMM.comにとって、シント=トロイデンVVはお買い得なクラブだったということですね。

 

節操のなさこそが、DMM.comなのだ

節操のなさこそが、DMM.comなのだ

シント=トロイデンVVを手に入れたDMM.comは、まず何をしたか?
「SBIインシュアランス」や「デサント」、「TBC」、「レベルファイブ」など数々の日本企業をスポンサーにつけました。中でも面白いのがゲーム企業・レベルファイブ、同社の看板商品であるサッカーゲーム「イナズマイレブン」のロゴを早速、ユニフォームに掲載しています。

次におこなったのが日本人選手の導入。現在シント=トロイデンVVでプレイする日本人選手は5人。ベルギー・リーグには外国人選手の枠の制限がないというのも、DMM.comが魅力を感じた理由の一つ、若い選手が活躍するチャンスを与えることができるというのもあるでしょう。

また、クラブのチェアマンとなったDMM.comの村中悠介氏は、シント=トロイデンVVの経営面で伸びしろを感じていると発言していますから、日本のスポンサーを獲得する以外にも入場者を増やすとか、クラブの組織に手を入れるとか、様々な手を考えているはずなのです。

それでもDMM.comと聞いて、真っ先に「エロVR」を思い浮かべる私、アントニオ犬助は、シント=トロイデンVVの経営に乗り出した理由がよくわからない、節操がないように感じてしまうのです。
でも、そんな節操のなさこそがDMM.comということで、ムリヤリ理解しておきます。

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アントニオ犬助
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みんなに嫌われるジジイを目指して、日々精進中!!
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