【男の酒のうんちく話】なんで1月17日がおむすびの日なのか、その理由が深すぎる。
- 2017/01/15
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おむすびの日が誕生するまで
1月17日がおむすびの日と言われても、良くある語呂合わせでもないようです。
おむすびが考案された日としても、きっと遥か昔の事でしょうからはっきりとはしていないでしょう。
おむすび自体は平安時代にそのような記録がありますが、もっと古くから実際にはあったようです。
現代のような海苔を巻いた形は江戸時代になってからのようです。
制定の理由は約20数年前の阪神淡路大震災に遡ります。
その日が1995年1月17日だったのです。
寒い中、震災直後の食べる物が無くなった時に、炊き出しで被災者に大量に支給されたのがおむすびだったのです。
おむすびは、多くの人の命を繋ぎ生きる力を育んだ食べ物とされているのです。
これを機会に、ごはんを食べよう国民運動推進協議会が発足し、2000年に1月17日をおむすびの日としたのです。
この日は、阪神淡路震災を思い出しおむすびと伴にボランティアにも感謝しようと言うコンセプトでおむすびの日としたのです。
震災当時の恐怖とその後の心細い暮らしの中でおむすびがどんなにお腹と心を和ませたのか、そんなボランティアの大切さも認識しようとするための日なのです。
おむすびの日のキャンペーン
でも、おむすびの日だとただ言われてもあまり実感は湧きません。
そこでいろいろなキャンペーンも行われています。
例えば、アンケートに回答したりで抽選でお米券が当たるなどがあります。
ここで当たったお米は、ぜひおむすびにしたいものです。
日本人の米離れも進んでいますので、米の消費促進の意味合いもあります。
また、コンビニのおむすびコーナーのステッカーが、おむすびの日だけいつものものと変ります。
中には値引きをしているコンビニもあるようです。
震災の後、途方にくれながらいただいたおむすびがどんなに美味しかったのか、想像しながら味わう機会にしましょう。
おむすびの日はおむすびを作ってみよう
昨今は白米さえ消費量が落ち込んでいる中で、わざわざおむすびを作る事も少なくなってきています。
そこでおむすびの日には、率先しておむすびにチャレンジしてみましょう。
おむすびにもいろいろなバリュエーションがあるものです。
コンビニでも見かけるように中の具材の種類も増えています。
手で握ると意外に綺麗な三角形にはできないものです。
ご飯を詰め込んで折りたたむだけでできるおにぎり製造グッズなども登場していますので、簡単に作るなら試してみるのも良いでしょう。
三角形でなくて俵型だったりすると、おむすびではなくおにぎりと言われます。
おむすびもおにぎりの一種で、三角形になったおにぎりの総称と言えるものなのです。
この三角形は神に捧げるための形とも言われる意味があるものです。
おむすびは、パンなどでは感じられない人が握った時の気持ちが身に染みる食べ物なのです。
おむすびの日は、おむすびで米を消費しようと言うだけでなく、あらためて人と人との助け合い精神を深める日でもあるのです。