コンドームで防げない性病がこんなにも沢山あるなんて…
- 2017/02/28
- ヘルスケア
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コンドームは万能ではない
避妊と性感染症予防のために、セックスの度にコンドームをつけている人も多いかと思います。
しかし、「コンドームをつけているから大丈夫」と安心しきっていませんか?
世の中にはコンドームをつけていても予防できない性病が沢山あるので、特に不特定多数と体の関係を持つのは危険です。
梅毒
梅毒の感染経路は皮膚や粘膜の傷です。
キスやオーラルセックスで感染するので「挿れてないからセーフ」とはなりません。
全身に症状が現れ、かつては死に至る恐ろしい病気として恐れられていました。
現在は治療薬があるので重症化するケースが減りましたが、感染力がかなり強く、
梅毒にかかると抵抗力が落ちてHIVにかかりやすくなるため、侮ってはいけません。
尖圭コンジローマ
ヒトパピローマウイルスが皮膚や粘膜の傷から体内に入り込むと、カリフラワーや鶏のトサカのような形状のイボができます。
梅毒と同様に小さい傷でも油断は禁物で、相手の皮膚や粘膜に触れて感染します。
このウイルスはイボのない皮膚や粘膜に存在するケースもあるため、コンドームだけで完全に防ぐことはできません。
ケジラミ症
陰毛同士が接触して「ケジラミ」という吸血性昆虫が住み着くことで発生します。
感染すると激しい痒みを伴い、治すにはケジラミが寄生した部分の毛を全て剃るか、専用のシャンプーやパウダーで治療を行います。
毛布やタオルなどの使い回しによって、子供の頭に感染することもあります。
B型肝炎
ウイルスは血液や精液、膣分泌液に含まれているため、コンドームで予防することはできますが、小さい傷にウイルスが入り込む可能性もあるので、完全には防げません。
急性肝炎が現れて数か月で治るケースもあれば、慢性化して肝硬変や肝臓がんに悪化する恐れもあります。
性器ヘルペス
性器周辺の炎症や傷からウイルスが侵入することで感染します。
精液や膣分泌液などの体液と水ぶくれにウイルスが潜んでいて、触れるだけで感染することもあります。
コンドームで覆われていない性器周辺や口唇に感染するケースも少なくありません。
コンドームで防げる性病は?
コンドームをつけると「エイズ」「淋病」「膣トリコモナス症」「クラミジア感染症」を高確率で防げます。
『高確率』という言葉からもわかるように、あくまでもコンドームは予防にすぎず、100%防げるものではないと思っておきましょう。
精液や膣分泌液に触れたり、コンドームを正しく使っていなかったりといった問題があると、感染する確率が一気に高くなります。
「性病かもしれない」と思った時は
疑わしい症状が現れたらすぐに医療機関で検査を受けましょう。
性病ではないとわかれば安心ですし、性病であっても早く治療を開始すれば完治までのスピードも速いです。
性病にかかったからといって自暴自棄になってはいけません。
放置する期間が長いほど症状は悪化の一途をたどり、安心してセックスできる日が遠のきます。