野球先進国はどこ?
- 2017/03/14
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WBC一次ラウンド全勝
2017年ワールドベースボールクラシックが開幕し、サムライジャパンは一次ラウンドでプールBに入り、キューバ、オーストラリア、中国に対し3連勝で日程を終え、二次ラウンドへ進出しました。国内では、日本が入ったプールBと韓国などのいるプールAの話ばかりが表に出ており、8チームしか戦っていない印象を持っているかも知れません。え?今回はアメリカいないの?と思ったオヤジはいませんか?
しかし、今回のWBC一次ラウンドにはプールC、プールDまであり、全部で下記のとおり16チームが出場しています。
プールA:イスラエル・オランダ・韓国・台湾
プールB:日本・キューバ・オーストラリア・中国
プールC:ドミニカ共和国・アメリカ・コロンビア・カナダ
プールD:プエルトリコ・イタリア・メキシコ・ベネズエラ
以上の16ヶ国のうち、3月10日時点でイスラエル・オランダ・日本・キューバが二次ラウンド進出を決めており、プールCとプールDは3月14日に終了予定です。
二次ラウンドは、3月12日にプールAとプールBから勝ち上がったイスラエル・オランダ・日本・キューバの4ヶ国によってプールEとして開幕します。同じく、プールCとプールDの各上位2ヶ国合計4ヶ国がプールFとして二次ラウンドを戦います。
プールEとプールFのチームが激突するのは、3月20日から22日まで行われる決勝ラウンドになってからです。場所はアメリカのドジャー・スタジアム。
野球といえば、世界ではマイナースポーツの部類といえるでしょう。参加16ヶ国もアジアと南北アメリカがほとんどです。オーストラリアはサッカーではアジアに属していますが、野球ではオセアニアになるのでしょうか?
野球先進国といえるのは世界中に広まってから?
さて、ワールドシリーズを開催する本場アメリカを筆頭に、NPBの日本、アマチュア主体ながらメジャーリーガーを排出するキューバなどが従来から定番となっている野球先進国です。しかし、サッカーやラグビーなどに比べれば、圧倒的に気合を入れている国が少ないのが現状です。本当の意味で世界規模にならないと、先進国を名乗っても仕方がない感があります。また、プロリーグを持っている国が少ないことからも、この状況が簡単に改善されるとは思えません。今回の参加チームにヨーロッパ勢が2ヶ国あるだけでも万々歳というところです。
もう一点、気になるのがバレーボールのような日程の組み方です。どこの世界でもホームアドバンテージはありますが、今回についていえば、東京ドームで行われた一次ラウンドプールBでの日本戦は全部19時開始でした。それに対し、キューバ・中国・オーストラリアは、それぞれ2回・1回・1回12時からのゲームを戦っています。そして、キューバと日本が中1日ある日程に対し、オーストラリアと中国は3連戦でした。しかも、中国の12時・19時・19時に対し、オーストラリアは19時・19時・12時という詰まった日程に。
その結果、日本とキューバが二次ラウンド進出で、前日のナイターから時間のないオーストラリアが中1日あるキューバに1点差負けで一次ラウンド敗退ですから、オーストラリアにはついてない日程だったなと思ったところ、やはり、報道によればオーストラリアサイドからその点への言及があったようです。
これをいうと、それでも勝てるだけの力がなかったのだから仕方ないという話になりますが、天下のニッポンチームなら、日程を逆にするくらいの余裕が欲しかったですね。テレビ局から文句が出るでしょうけど。また、余裕かまして負けたらどうするんだ!という声には、そんなレベルでは先進国じゃないでしょと返します。
結局は、バレーボールでも感じているように、本気で開催しようという国が少ないからこうなるわけです。本気度の強いところが金を出すから、当然、開催地となるしホームアドバンテージを最大限得られます。ただ、世界中に広めるのは日本の力でできることではありません。難しい問題です。仕方がないので、単純に楽しむのがオヤジにできることです。