大阪杯G1昇格の影響もろに受け 春に起こりそうな古馬重賞あるあるネタ
- 2017/02/20
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たったひとつの重賞がG1に昇格しただけで
毎年天皇賞春、宝塚記念のステップレースとして、超豪華メンバーで行われていた大阪杯が、今年いよいよG1に昇格する。
これにより、香港国際競争や、春の東京、中京開催のG2重賞を経て、宝塚記念で締める古馬王道路線に厚みが増した。
のではあるが、早くも第1回G1大阪杯が行われる前から、陣営の細かな軌道修正の動きが加速している。
春競馬を総括したときに、そこに気づいたのではもう遅すぎ。
これから起こりそうな事態を想像を交えて予測してみる。
始動が早まり各馬の仕上がりに大きな差が
日経新春杯、京都記念という真冬のG2重賞が終わり、カンのいい競馬ファンなら感じたはず。
そう「今年はスターホースの始動が早いよね」ってこと。
今年から1月2月の重賞も春競馬に向けた重要なステップと認識されていくはず。
でなければ、ニッポンの大将格マカヒキを京都記念に間に合わすはずもなく、また3着に負けるはずもない話。
「仕上がりきらずの大本命3着現象」は、来年からもあり得ることであり、秋と冬の仕上がり具合の差を改めて再認識させられる一戦だった。
キャンペーン後半にバテバテ馬が続出?
G1を7、8分の調子で狙いにいけるほど、現代競馬はたやすくない。
当然G1には相当の仕上がり具合で臨むことになる。
ところが大阪杯でいったん仕上げた中距離馬は、基本的に春の天皇賞には行かないはず。
春のグランプリ宝塚記念に向かうのだろうが、この間実に2か月以上の空白がある。
ここで陣営は難しい選択を迫られる。
つまり大阪杯後に一息入れて宝塚記念なのか、あるいは鳴尾記念、目黒記念経由で宝塚記念なのか、というローテーションに関する選択肢だ。
主流と目される「大阪杯後に一息組」は、仕上がり具合がポイントになるし、また大阪杯後に調子が上がった「連戦組」は、その疲れの残り具合がポイントとなるだろう。
春天がさらに空洞化
さみしいけど、これで春の天皇賞はハッキリ「長距離別路線」ととらえていいことになった。
脱線するけど、こんなに迫害されるエンペラーズカップを行っている競馬国って他にあるのかな。
第一、失礼でしょ、陛下に対してこの待遇。
せめて大阪杯とセットで考えて、京都の2400で施行とか、もうそういう時期に来てると思う。
秋のJCと並ぶ、大きな番組空洞問題を抱えたまま、JRAのG1連発路線は進むのであった……
もとい、これにより春天は、阪神大賞典、ダイヤモンドS、万葉S、ステイヤーズSとさかのぼる、たった1本の道をたどる以外ない細い路線へと成り下がった。
大阪杯のG1昇格は、思ったより大きなものを背負いながら、もうすぐやって来る。