日米で球場はどれだけ違うのか?その違い7つ紹介

  • 2018/12/12
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球場

日本とアメリカの球場の違いは?

日本のプロ野球とアメリカのメジャーリーグ。
基本的にはどちらも同じ野球ですが、両者には微妙に異なる部分も存在しています。
それでは、選手がプレーを行う球場にはどのような違いがあるのか。
ご紹介をしたいと思います。

 

密閉式ドーム球場が少ない

日本では、半数の球団が本拠地に密閉式のドーム球場を使用しています。
しかしアメリカでは、日本よりも遥に多い球団数でありながらタンパベイ・レイズが本拠地としているトロピカーナ・フィールドのみ。
その理由としては、ドーム球場で用いられる人工芝が選手の負担になりやすいことが挙げられます。
ドーム球場の人工芝は土ではなくコンクリートの上に敷かれていますので、飛び込んだ時などに怪我をするリスクが高いんです。
もちろん日本でもその影響は懸念されていますが、アメリカではよりその傾向が強いと言えます。
そのためメジャーでは、開放型球場や開閉式ドーム球場が主流となっています。

 

天然芝が多い

グラウンドの芝には、天然芝と人工芝があります。
日本の球場には天然芝を用いている所が少なく、多くは人工芝となります。
人工芝にも管理が簡単であるというメリットがあるのですが、先にも挙げたように選手への負担が天然芝よりも大きいというデメリットがあります。
一方アメリカでは30球団の内、人工芝を用いている球場はタンパベイ・レイズとトロント・ブルージェイズの2チームだけ。
負担の小さい天然芝であれば選手も思い切ってプレーをすることができますし、選手寿命にも好影響を与えます。
新球場を建設する日本ハムが天然芝を予定しているように、今後は日本でも天然芝を使用する球団が増えていくのではないでしょうか。

 

球場が個性的

日本の球場にもそれぞれに良さがあるのですが、アメリカの球場はより個性が強調されている傾向にあります。
例えばシカゴ・カブスの本拠地であるリグレー・フィールドには、何と外野フェンスにツタが生い茂っています。
季節によりその色が変わるため、メジャーで最も美しい球場とも評されています。
またヒューストン・アストロズの本拠地であるミニッツ・メイド・パークには、センターに「タルの丘」と呼ばれている傾斜30度の丘があります。
それだけではなく外野後方に蒸気機関車が置かれており、アストロズの選手がホームランを打った際には機関車が線路を走る演出も。
こうした個性の強さは、アメリカの球場の大きな特徴です。

 

鳴り物応援がない

これは球場自体というよりも球場での応援スタイルの違いですが、メジャーでは鳴り物の応援がありません。
そのためWBCで日本のファンがアメリカの球場で鳴り物を用いた時には、日本のファンにも海外のファンにも賛否をよびました。
どちらが良い悪いというものでもないのでしょうが、日本のスタイルに戸惑う助っ人外国人もいるのかもしれません。

 

ボールパーク化している

スタジアムそのものを楽しめるボールパークが多いのも、アメリカの球場の特徴です。
ホームランなどの際に独自の演出を施したり、試合が無い日は球場を開放するなど野球をあまり知らない人でも楽しめる環境作りが為されています。
球場に観覧車を設置した楽天など日本にもボールパーク化を進めている球団は存在し、今後も増えていくことが予想されます。

 

体験の価値有り

日本とアメリカには、こうした球場の違いがあります。
やはりアメリカは本場だけあって、ファンがより楽しめるよう球場にも工夫が施されています。
野球の試合以外はどうでも良いという硬派な方にとっては不要なのかもしれませんが、しかしそうした人も実際に体験してみるとその良さに気付くかも?
将来アメリカ旅行をすることになった時、野球ファンなら球場に足を運んでも損することはないでしょう!

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