ミッドナイトオートレースとはびっくり

競輪ファンの間ではすっかり定着した感のあるミッドナイト競輪。現在では、1Rと2RにA級ガールズを組んで、3R以降がA級チャレンジとなっている混合開催か、7RすべてがA級1・2班戦の開催のどちらかで行われています。最近ではガールズケイリンが組まれる開催も多くなっており、ガールズケイリンを買うならミッドナイト開催と思えるほどです。

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そんなミッドナイト競輪が開催される中で、他の競技は遅くとも21時には終了してしまうナイターしかありませんでした。こっちにもミッドナイトがあればというファンの声に応えてか、ついにミッドナイトオートレースが始まりました。

オートレースとはオートバイを使ったレースで、その爆音はかなりのものです。自転車のシャーという音しかしない競輪がミッドナイトなのは理解できても、あのうるさいオートレースを夜中にできるのか？という疑問を吹き飛ばす快挙です。

オートバイでミッドナイト開催がアリなのであれば、ボートレースだってやれるのではないかと思えます。エンジンを使っていることは一緒ですからね。さすがに、競馬の場合は広範囲で多量の照明を使う点がネックになるでしょう。また、トレセンを利用している競馬場の場合は夜中に輸送しなければいけなくなるので無理と考えられます。

いまのところは限定のミッドナイト開催

さて、オートレースのミッドナイト開催は、2016年8月現在では飯塚オートでのみ実施されていました。
全国には、川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オートの5場がありますが、ミッドナイトオートレースは飯塚以外の4場では行われていません。

実は、ミッドナイトオートレースでは消音マフラーが使用されており、爆音の心配が少なくなっています。その上で、周辺に人が住んでいない飯塚を選んで開催されているのです。
飯塚オートの走路から一番近い福岡県営住宅まで、Googleマップで確認すると150メートルから200メートル程度離れています。

さて、ミッドナイトオートレースはミッドナイト競輪と同じ1日7レース制で、通常の車立てより1車少ない7車立てが基本です。無観客レースでネット投票のみという点もミッドナイト競輪と同じですので、競輪ファンにも買いやすいでしょう。
このあたりは、両者が同じJKAにより実施業務が執り行われているためといえるでしょう。

いまのところ、年間開催日数が限られているミッドナイトオートですが、ミッドナイト競輪がない日の浮気？先としてだけでなく、新しいギャンブルの楽しみ方として期待できます。

また、ミッドナイト競輪が通常9車から7車になるのに対し、ミッドナイトオートは通常8車から7車へと1車しか減っていません。そのため、配当の下がり具合は小さいといえます。当たりやすく損した感が小さいわけですから、期待感が膨らみます。

ミッドナイト競輪ファンなら、一度はミッドナイトオートを試してみると良いでしょう。