40代の男性教師が「窓から飛び降りなさい」と生徒に発言。暴言の一番の問題点とは
- 2017/08/02
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40代の男性教師の発言に潜む大きな問題点
先日ニュースで埼玉県の小学校の40代の男性教師が「窓から飛び降りなさい」と自分が担任を持つクラスの生徒に言っていたという話を見聞きしました。
この教師は他にも「明日から33人学級でやっていく(※このクラスは34人)」「明日から来るな」等とも発言していたそうです。
なぜそんな発言をしたという問いに対しては、「友達にやってはいけないことの指導のつもりだった」と弁明していますが、誰も納得はしないでしょう。教師は反面教師をわざわざ目指すものではありません。
筆者も小学生と中学生の娘を持ちますが、もし自分の子どもが学校でそんなことを言われたらと想像すると、それだけで憤怒の感情が止まらなくなります。
それこそ今すぐ窓から飛び出して苦情を申し入れに行きたくなるくらいです。
この事件を聞いて浮かぶのは「教師の暴言」「命の軽視」「子どもの心への配慮」等でしょう。
それらはもちろん大切なのですが、今回の事件の大きな問題点をもう一つ指摘したいです。
それは、「未来の無い叱り方」です。
40代のオトコなら下の世代を伸ばす叱り方を!
仕事を問わず、40代ともなれば後輩を多く持つことになります。
プライベートでも、電車に乗っていたり、お店で買い物をしていたり、公園を歩いていたりして、下の世代に接する機会は日常茶飯事です。
もし、何かのきっかけで自分より下の世代を叱らなければならなかったとき。
「お前などいなくなってしまえ」というような叱り方は、40代の紳士としては未熟なものだと言えます。
そうやって叱責されて、下の世代が感じるのは「自己否定」の感覚のみです。
自分という存在をただ全否定された経験から、未来の成長につながるものなど生まれようがありません。
筆者も自分の娘をちょっと感情的に叱ってしまうことは多々あります。
しかし、必ず「お前がしたこれは、こういう点が甘い (優しくない・無責任だetc)。これからは、例えばこんな風にしてみなさい。」という叱り方をするようにしています。
40代の紳士たるもの。若者を未来につなげる叱り方が望まれるでしょう。