iPhoneはすぐ新OSにアップデートしないのが幸せ
- 2018/01/24
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ハッキリ言いましょう、今回はハズレです
Macとのさらなる融合を掲げるなど、鳴り物入りで発表されたAppleの新OS「iOS11」ですが、どうも今回はハズレのOSだったようです。
せっかくの記念碑iPhoneXを輝かせるはずの新型OSが、リリースから修正の雨あられ。
それがやっと落ち着いたかと思ったら、ここへきてインテルから超弩級のもらい事故まで受け、またもやフラフラと迷走中です。
これとは別件の騒動では、異例の「黙っててごめんなさい」発言も飛び出すなど、これまで築き上げてきたAppleの、iPhoneの心臓部は、とんだお騒がせものだったようで…。
世界中のオーナーがバグ取りに励む3か月
年末までの3か月、世界中のiPhone信者を巻き込んで、いっせいにiOS11バグ取り合戦が繰り広げられました。
★9月20日 iOS11リリース
9月26日 1週間で11.0.1→メール送信、セキュリティ修正
10月4日 また1週間で11.0.2→通信品質、写真表示、添付ファイル修正
10月12日 またまた1週間で11.0.3→オーディオ機能、タッチ入力修正
★11月1日 iOS11.1
絵文字追加
写真4点修正、アクセシビリティ7点修正、その他6点修正、脆弱性20件修正
11月10日 また10日でiOS11.1.1→キーボード、Siriの修正
11月17日 また1週間でiOS11.1.2→低温下挙動、ライブフォト修正
★12月2日 iOS11.2
Apple Payキャッシュ導入
ワイヤレス充電、カメラ安定性、カレンダー、設定画面、ロック画面、iCloud、iPhoneを探す、キーボード、VoiceOverの修正
12月15日 iOS11.2.1
auiPhone不具合、リモートアクセス不具合修正
1月9日 iOS11.2.2
脆弱性「Spectre」に対応…
…いかがですか、この戦績。
よくぞ頑張ってくれました、世界の信者たちよ。Appleは何一つ頑張っていません。声を挙げたのはすべて信者たちなのですから。
たしかに「Spectre」は余計でした。でしたけれど、3か月経っても満足に安定して使いこなせないOSって、そもそもどうなんでしょうか。
1か月で半分のオーナーがiPhoneをアップデートしてしまうのに。
OSはハズレと当たりの繰り返しの歴史
ここにベテランリンゴユーザーほど、実践している事実があります。
▼ハズレのOSにはいっさいアップデートするな
より歴史の長いMacOSで見ると、それがもっとよくわかります。
自分は10.5つまりLeopard時代からMacを使い始めた新参ですが、その次の10.6つまりSnowLeopard、これが大安定の名OSで、もっていたMacBookをよくここまでダウングレードさせました。
その後、MacOSは(私見ですが)
Mac OS X 10.6 Snow Leopard ◎
Mac OS X 10.7 Lion △
OS X 10.8 Mountain Lion △
OS X 10.9 Mavericks ◎
OS X 10.10 Yosemite ×
OS X 10.11 El Capitan ○
macOS 10.12 Sierra △
macOS 10.13 High Sierra 現在
のように、当たりとハズレの繰り返しでここまで来ています。
Macのヘビーユーザーほど「ヴォジョレーヌーボー騒ぎに巻き込まれたくない」ので、OSを1世代飛ばす、半年経って遅れて導入することなど日常茶飯事ですし、それで困ることなどさしてありません。
セキュリティが危ないんじゃない?
ガジェット類を新OSにするべき唯一の正しい理由、それがセキュリティ対策強化でしょう。
ただ「Spectre」のような私たちの手に負えないホールがひとつもない世界などあり得ないわけで、今この瞬間もiPhoneは何かしら他の危機にさらされているはずです。
その危険性がアップデートで払拭されないとしたら…
あとは使い勝手、安定性を取るか、週末ごとIT企業のケバ取りに付き合うか、その2択だとしたら…いかがなもんでしょうか。