サプリや薬の前に「食品から」考える精力増強

若い頃には想像もしなかったのが、精力減退にまつわる悩みです。精力の低下は、単に「性欲が減る」といったデメリットに留まらず、セックスレスの原因ともなり、日本人男性にとっては深刻な悩みといえるでしょう。最近では、「年齢とともに活力が低下してきた」という悩みを抱える中高年男性の方が増えてきました。今回はそんな悩める中高年男性にオススメしたい、「精力がつく食べ物」をいくつかご紹介したいと思います。

栄養の王様「ニンニク」

まず１つ目はニンニクです。食べたあとの強烈なニオイが有名で敬遠されがちなところはありますが、その栄養価は半端ではありません。セレニン、アルギニン、カリウム、アホエンなど、豊富な精力増強に繋がる栄養素を含んでいます。また、強烈なニオイの元であるアリシンという成分はニンニクに含まれるビタミンB1と結合してより体に吸収されやすくなります。これによって代謝アップや血行促進などの効果も存分に発揮されるのです。アリシンには殺菌作用もあり、体内に入ったウイルスを撃退する力まで備わっています。精力増強だけでなく健康維持のためにも力を発揮するニンニクは、ぜひ定期的に食べるようにしておきたいものです。

夏バテ防止の代名詞「ウナギ」

2つ目はウナギです。夏バテ防止によくウナギを食べましょう、といいますが実際どういった栄養素が含まれているのでしょうか？実はウナギにはミネラル、ビタミンB群、ビタミンEなどが含まれており特にビタミンB、Eが精力アップに貢献してくれるのです。ビタミンBは私たちの男性ホルモンや成長ホルモンの分泌を活発にしてくれる働きがあります。成長ホルモンは成長期に骨の発育に関わるものですが、大人になってからも分泌されるもので肌や内臓を若々しく保つように働いてくれるのです。精力を増強させる男性ホルモンだけでなく体を若々しく保つ成長ホルモンの働きまで活発にしてくれるウナギは、精力アップを目指す男性にはうってつけの食材だといえます。

セックスミネラル「亜鉛」を豊富に含む「牡蠣」

3つ目は牡蠣です。海のミルクとも称される牡蠣には言わずもがな大量の亜鉛が含まれていることで有名です。セックスミネラルと呼ばれる亜鉛は精液を作り出す働きがあることで知られ、日本だけでなく世界的にも精力アップの食材として有名だそうです。また牡蠣にはタウリンというアミノ酸の一種が含まれています。タウリンには亜鉛の消費を抑えて体内に留める効力があります。牡蠣を食べれば亜鉛を補給できてさらにその亜鉛を長く留めておくことができるというわけですね。牡蠣を食べる量の目安としては一日に3～5個がよいようであまりにも大量に食べると下痢や免疫力低下に繋がる場合があるのでほどほどがいいということですね。

このように精力をアップさせる食材はどれも強烈な効果を持っていることが分かりますね。ただし、食べ過ぎには気をつけて適度に摂取できるようにすることが肝心だといえるでしょう。精力が減ってきたとお悩みの男性は、日々の食事に積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。