亜鉛は適正量を摂るのが肝心

いろいろな精力剤に亜鉛が○○㎎入っているとか良く宣伝されている事から、亜鉛は男性には必須のミネラルだと言う事は知られているでしょう。
全くその通りで、精子の生産力や勃起力を高める働きとして認知されています。
そうでなくても、亜鉛は基本的に筋肉などのタンパク質を作る働きかけをしてくれます。
髪もタンパク質ですから薄毛の予防、育毛にも期待されます。
そんな大事なミネラル成分ですが、あまり摂取する機会は少ないものです。
かと言って摂り過ぎるとこれがまた副作用も結構、気にするべきミネラルでもあります。
頭痛、発熱、下痢に始まり肝臓機能障害、貧血、嘔吐など重篤な症状も引き起こすと言われてます。
でも普段の食生活の中には、それほど大量に亜鉛は含まれてはいません。
いきり立って亜鉛入りの精力サプリをたくさん飲んでは、急性亜鉛中毒のような症状の出る恐れもあるのです。
いかにして適正量を長期間、摂り続けるかがわかれば、それを実行して楽しいセックスライフも期待できるでしょう。

亜鉛を目当てに摂るべき食材

成人男性が一日に摂るべき亜鉛の量は、10㎎を目安にしておきましょう。
実際には体内への吸収率がそれほど高くは無いので、少々超えるくらいが丁度良いかもしれません。
吸収率を上げるためには、一緒にビタミンC、クエン酸、リンゴ酸などが含まれている酸性食材を合わせると良いと言われています。

・牡蠣
100g当たり約13㎎含まれていると言う亜鉛の宝庫です。
100gは中程度の大きさで5個くらいですから、牡蠣だけで亜鉛を摂取するなら毎日4個食べれば十分と言えます。

・レバー
レバーもレバニラ炒めに代表されるようないかにも男性の摂りたい食材です。
100g当たり約7㎎含まれています。

・煮干し
100g当たり約7㎎含まれていますが、量的にそれほど多くは食べづらい傾向にあります。

・牛肉
100g当たり約5㎎含まれています。レバーの苦手な人は普通に牛肉を多めに摂っていれば大丈夫です。
特に肩肉がおすすめです。
ビーフジャーキーなどでしたら、100g当たり約9㎎とかなりたくさん含まれています。

・チーズ
チーズの種類によってばらつきもありますが、平均して100g当たり約5㎎前後とかなりの量が含まれています。
これも大量に摂るとカロリーの摂り過ぎにもなりかねませんので、ほどほどにしておきましょう。

亜鉛でコツコツ精力を高めましょう

以上からもおわかりのように、亜鉛は動物性食品から多く摂れるものです。
野菜好きの方にはつらい食材ばかりかもしれません。
強いて言えば、ナッツなどの豆製品や大豆由来製品は比較的亜鉛が多いようです。
その場合は、亜鉛入りのサプリメントなどで一定期間継続摂取をしてみましょう。
食事においての摂取と同様に、直ちに精力旺盛な男性になるものではありません。
習慣にさえしていれば、忘れた頃に勃起力の凄さに自分で驚ける日もやって来てくれると言うそんなミネラルなのです。