ヴィトンとシュプリームのコラボから漂う加齢臭
- 2017/08/14
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大人気!! ヴィトンとシュプリームのコラボ
有名Youtuberが1千万円超の買い物をしたとか、オークションでプレミアが付きまくっているとか……。
説明不要のスーパーブランド「Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)」が、今年の秋冬コレクションで、今を時めく「Supreme(シュプリーム)」と、コラボレーションをおこない、異常な人気を呼んでいます。
なんといっても泣く子も黙る「シュプリーム」。ポッと出のブランドにも思えますが、そのルーツは1989年までさかのぼるといいますから実は老舗なんですよね。1989年といえば日本でも「Stussuy(ステューシー)」を核とした、スケーターファッションがブレイクしていたころですから、当時からずーっと今までスケーターファッションを手がけ続けていたという計算になります。
それが日本でもブレイクしたのが2年ほど前、以来入荷しては売切れるを繰り返し、今や定番の「ボックスロゴ」のTシャツはオークションで7万円(!!)とかいう、法外な値段が付くまでになっています。
若者限定とならざるを得ないシュプリーム
でもねえ、シュプリームの商品もえらく持ち上げられてはいるものの、所詮はストリート系。その例に漏れず、最大のセールスポイントはプリントという……何とも、犬助にとっては食指がピクリとも動かない製品のオンパレード。
だって30年ほど前に通過しちゃったしね、スケーター系って。
「もういいよ、そんなブランド」なんてオヤジ連中には感じられても、若い子たちには新鮮なんでしょうね、シュプリーム。
実は、古い者同士のコラボじゃないの?
さて、そんなシュプリームと「あの」ヴィトンがコラボ!!と聞いて、何とも加齢臭がする組み合わせだと思ってしまうのですが……そんな風に思っているのはオヤジだけというか、犬助だけのようで……まあ、大反響を呼び起こしたのは最初に書いた通り。
6月30日に東京・南青山に登場したポップアップストアには連日長蛇の列。
続けて大阪、名古屋、福岡のヴィトンブティックでも大狂乱を巻き起こしているといいます。
ヴィトンの進化の試みには感嘆するものの
変化が激しいファッション業界、天下の名門ルイ・ヴィトンといえど、同じデザインばかり作り続けていればいい訳ではないのはご存知の通り。
村上隆氏、草間弥生さんなどなど「いつも挑戦を続けている!!」ということのアピールも含めて、毎年様々なアーティストやデザイナーとのコラボを発表し続けては、新鮮さの打ち出しにも余念がありません。
そして、その度に「おお!!」と、犬助なんぞは新鮮な驚きを感じていたのです。
90年代から何も進化していないのがシュプリーム
それが……今回はシュプリームって……今回の組み合わせだけはどうもわからない。
何もヴィトンがストリート系へ接近したことに違和感があるわけではありません。
かのカニエ・ウエスト氏とも藤原ヒロシ氏とも、ヴィトンはコラボはしていた訳ですから。
でも、シュプリームはなんか違う。
なせなら、村上氏、草間氏、カニエ氏、藤原氏の活動からは革新の匂いがすることに対して、シュプリームからは革新の匂いはしないから。
単に90年代ファッションの遺物としか感じられないからなのです。
「そんな遺物とコラボしてもヴィトンは何も得られないのではないか?」
そんな風に感じていましたし、生み出されたコレクションにしても退屈の一言だと思うのですが、それでも支持されちゃうんですよね。
……まあ、あれがわからないから犬助はオヤジと呼ばれちゃうんだよとか、いわれてしまったら、反論のしようもないのですけれどね。