パソコンを自作する意外なメリット
- 2017/06/16
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パソコンを自作するメリットや魅力
趣味で自作パソコンを組んだことがある男性はどれくらいいるでしょうか。自作PCの魅力は、何といっても「豊富なカスタマイズ性」にあります。用途に応じて多種多様なカスタマイズを考える楽しみは、完成品を購入するだけでは味わうことのできない醍醐味の一つです。
また、苦労して組み上げた部品の集合体に電源を投入し、実際に動き出す時の感動は他では得難い経験となるでしょう。「趣味の写真や動画を編集してみたい」または「最新のゲームを高精細な描写で存分に楽しんでみたい」という人は、グラフィック処理に特化した構成に、または「インターネット閲覧と文章・書類作成がメイン」という人には、省スペース・省電力の小型PCを組み上げるという選択肢もあります。自作PCのメリットは、「パーツの交換が容易である」という点にあります。日々進化していくテクノロジーによって、将来的に使っているPCが「力不足」だと感じる場面が出てきた際にも、任意のパーツをグレードアップさせることによって長く使い続けることができるのです。
自作PCに必要な最低限のパーツ
まず、「PCケース」は必須です。ケースの大きさはパーツ構成に影響を及ぼしますので、必要に応じた大きさを選択してください。次に「CPU」です。CPUはPCの頭脳となるパーツで、一般的に値段と性能が比例しており、コア数によって処理速度が変わります。冷却用のCPUクーラーも必需品です。
そして、PCの体部分である「マザーボード」です。自作PCのパーツは全てここに繋がれますが、製造メーカーによって個性や特徴があり、大型のものほど拡張性に優れています。次に「メモリ」です。メモリは、CPUが計算や処理を行う際に必要となるパーツであり、PCパーツの中で最も増設や交換が容易で、多く搭載するほど処理の体感速度が上がります。
次に、いわゆるハードディスク/記憶ディスクです。データを保管する場所として必須のパーツで、一昔前ではHDDが主流でしたが、最近ではSSDも普及しており、起動の速さを求めるならSSDを選択する人が多いかと思います。そして、パーツに電力を供給する電源を組み上げ、モニターに繋げば自作PCは完成します。
初心者にオススメの構成
初めて自作PCにチャレンジするのであれば、オススメの構成として、CPUはintel社製のグラフィック機能内臓型を選択(i5-7400など)し、メモリは8GB以上、記憶ディスクはHDDで1TBあると便利です。光学ドライブはダウンロード全盛の現在においてはそれほど重要であありませんが、1台搭載していると便利な場面も出てくるでしょう。
マザーボードは、「microATX」が省スペースで使い勝手が良くオススメです。PCケースは最終的なPCの置き場所との相談になりますが、光学ドライブを搭載せず、パーツ構成が最小である場合には小型のケースを視野に入れてもよいでしょう。また、将来的にミドルスペックからハイスペックへのアップグレードを考えている場合、あえて大型のケースを購入しておけば、「パーツの干渉問題」に頭を悩ませることもありません。
注意したいのが、「CPUと熱」の問題です。自作PCは、排熱問題を自分で考えなければならないので、注意が必要です。CPUは安定性と信頼度という点からintel社の製品をお薦めします。「i5」もしくは「i7」で4コア以上が望ましく、コア数は処理能力に直結します。intel社の製品には標準でCPUクーラーが付属している物もありますが、ゲーミングPCを自作する場合には排熱を考慮に入れ、是非とも大型ファンのCPUクーラーを積みましょう。
メモリは通常16GBあれば十分です。もしハイエンド環境を目指していて予算が潤沢に使える場合は32GB積んでも良いでしょう。メモリは増設が容易なので初めから多くを用意する必要はありません。
記憶ディスクはSSDかHDD、もしくはその両方の組み合わせとなります。SSDは1GBあたりの単価がHDDよりも高価ですが、高速でデータを処理できるため、ゲームのロード時間が劇的に短くなります。HDDは安価で大容量のデータを保持できるのが魅力です。