素人の中年男性が今さらピアノをはじめるにあたってのポイント
- 2017/05/27
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ピアノは練習の連続
年齢を重ねるにつれて、新しい趣味にチャレンジする際、踏み出す勇気がでないという人も多いかと思います。中高年の趣味として人気が高い楽器として有名なのが「ピアノ」です。しかし、「完全な素人が下手な演奏を露すると恥ずかしい」「いい年してイチから楽器を始めるなんてバカにされるんじゃないか」などと、周囲の目を気にしたり、意欲に反して躊躇してしまうなど、心のブレーキがかかってしまうものです。実際、ピアノを習っていた人の多くは、自分の演奏に自信が持てず、「練習している最中、自分の演奏を誰にも聴いてほしくない」という気持ちになり、やがて練習から逃げる姿勢が定着してしまいがちです。
しかし、ピアノはすぐに上達できるものではなく、「練習をしたくない」という壁は、ピアノを弾く人にとって致命的な壁となりますが、今現在、自由にピアノを演奏している人や、上達して友人や家族に演奏を披露し、楽しいひと時を過ごしている人でも、その過程で「練習」を沢山してきています。そうした壁を乗り越え、ピアノは上達ていくものですが、ここでは、これから趣味でピアノを始めようとする男性向けに、いずれ当たるハードルを乗り越えるコツを紹介します。
ピアノを演奏する動機
ピアノを弾けるようになりたいと思う「きっかけ」は、それぞれにあるかと思います。しかし、共通しているのは「誰かに自分が弾いているピアノ演奏を聴いてほしい」という気持ちが根底にあるかと思います。例えばクラシックピアノなどでも、幼児は3歳ごろから練習するものですが、「誰かに自分が弾いているピアノ演奏を聞いてほしい」という気持ちは思いは小さい頃から変わりません。
だからこそ、「自分のピアノを誰かに聞いてほしい」気持ちがある一方で、「初心者の自分が練習して弾くピアノを聞いてほしくない」というジレンマに陥り、だんだんと練習から足が遠のいてしまうという悪循環に陥ってしまうのでしょう。これを克服するには、「練習している自分もかっこいい」と認めてしまうことです。最初はなかなか難しいかもしれませんが、カッコよく練習する自分のイメージは、楽器上達に大きな効果をもたらします。練習そのものに楽しみを見いだせる段階に突入すれば、あとは上達していくだけです。練習することそのもが楽しくなると、次回のレッスンを受ける日が待ち遠しくなり、「自宅で練習してきた成果を講師に褒められ、それが原動力ともなり、演奏が好きになるという好循環が生まれます。
スランプはイメージトレーニングで乗り越える
それでも、数時間の練習だけで上達を実感できないことの方が多いのがピアノです。そんなときは、その「弾けない曲」の音源を聴きながら、自分が弾いているイメージを膨らませ、何となくでも構わないので、指を適当にでも動かすトレーニングをしてみるとよいでしょう。
可能であれば、大きな舞台の真ん中にグランドピアノが置いてあり、そこで自分が演奏している姿をイメージするのが理想です。