二世帯住宅を建築するときに外せない仕様とは

  • 2016/07/31
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二世帯住宅はあくまでも二世帯であることを意識する

二世帯住宅といえば、同じ建物の中で親世代と子世代2つの世帯が程よく分離して暮らすための住宅です。集合住宅の隣室や上下階とは異なり、内部で行き来することが可能な造りである場合がほとんどです。

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つまり、玄関から外へ出なくてもお互いの世帯スペースに入ることが可能ということです。
それどころか、玄関が2つあるものの、そこから先はほとんどひとつで、かろうじてバストイレが2つあるだけなどという二世帯住宅まで存在します。

どのような間仕切りにするかは、それぞれの世帯の考え方次第ですから外野がとやかくいうことではありません。しかし、多くの先人たちが失敗した二世帯住宅というものがあるのも事実です。

失敗の原因の多くが、二世帯であることを忘れた二世帯住宅づくりにあるといえるでしょう。

 

 

可能な限り世帯分離を心がける

そもそも、親世代と子世代がいつでも入り混じって仲良く暮らすのであれば、二世帯住宅など不要なのです。単に部屋数の多い住宅でことたります。なぜ、わざわざ二世帯住宅にするのかを考えればわかることですが、それぞれのプライベート空間を確保することが欠かせません。

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もっといえば、いざというときに離れた住居まで行く手間と時間を省くことができることこそが二世帯住宅の存在意義であり、普段は完全分離が理想とさえいえます。特に、若い世代では完全分離に近い方を好むでしょう。

そこで、外せない二世帯住宅の仕様が見えてきます。
・相手方世帯のスペースに入らなくても基本的な生活が運営できる仕様

最低でも、キッチン・バス・トイレ・リビング・寝室は各世帯エリアに必要です。もちろん、これらが入り組んでいるようでは駄目で、あちらとこちらでスッパリとわかれている必要があります。できれば、玄関も別にしたいものです。必要以上に相手方世帯の動向がわかるのは好ましくないからです。

そんな他人行儀なと思う人もいるでしょうが、もともと他人が同じ建物で暮らすのですから、これくらいは分けた方が無難なのです。お互いに交流したければ相手のスペースを訪問するなど運用でどうにでもなる話です。

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反対に1.5世帯住宅や1.2世帯住宅としか呼べないような建物にしてしまうと、運用でカバーすることはできません。十分に注意しましょう。

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