お得で良質?「UR」で理想の住まいを手に入れよう
- 2017/02/12
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「UR」って何ですか?
テレビのバラエティー番組で、「内装は豪華なのに家賃がお得な物件」を見たことはありませんか? そこには必ずと言っていいほど「UR」の文字があります。なぜ「UR」の物件はお得で良質なのでしょうか。
「UR」とは、独立行政法人「都市再生機構(Urban Renaissance Agency)」の略称です。かつて「公団」と呼ばれた賃貸物件を引き継いで管理しています。そのため多くの築年数は30~50年ほど経っていますが、日当たりは確保されており、広さや床・壁の厚さ、耐震など、民間の賃貸住宅より高い基準を設け、安心して暮らせる部屋を提供しています。
「UR」で暮らすメリット
「UR」は、入居時の費用が民間の物件よりもずっとお得です。最低限必要なのは2か月分の敷金に、日割りの家賃と共益費だけ。敷金は分割払いもできます。礼金や仲介手数料、保証人は不要です。更新料もかかりません。退去時に請求される原状回復費用は、故意に損耗した部分だけです。出費の見通しが立てやすく、自由に使えるお金が増えます。
近年、多くのUR物件は築年数をカバーすべく大規模なリニューアルを実施しています。民間では新築の物件にあるような床暖房やブロードバンド、豊富な収納、浴室乾燥機などの最新設備を導入して、物件の魅力を高めています。それでいて築年数のおかげで家賃は、同設備の民間住宅よりもお得になります。
「UR」は入居条件が厳しい?
けれども、URには収入による制限があります。低収入では住めません。これが一番のデメリットと言えるでしょう。単身で住む場合の基準は以下のとおりです。
・家賃が62,500円(世帯は82,500円)未満の場合、月収は最低でも家賃の4倍。
・家賃が62,500円(世帯は82,500円)以上20万円未満までの場合、月収は最低でも25万円(世帯は33万円)。
・家賃が20万円以上の場合、月収は最低でも40万円。
この「月収」とは、前の年の「給与所得控除後の金額」が基準になります。自営業の場合は、総収入から経費を引いた額です。同居する家族にも収入があれば合算します。そこから住民1人につき38万円を控除し、障がい者や70歳以上の老人など特定の条件に該当する人がいれば該当する額を控除します。それを12で割ったのが「月収」です。
例えば単身で月15万円のURに住む場合、月収25万円が条件です。年収に換算すると300万円になります。ただし、控除されている額を考えると、実質500万円以上の年収が必要でしょう。
ただし、「1年分の家賃と共益費、当月の家賃と共益費、2か月分の敷金」を一括払いするか、「家賃の100倍(または50倍)の貯金」を証明できれば、月収の条件を満たさなくてもURの物件に住めます。
「UR」に住む時の注意点
誰かと同居する場合、血縁や婚姻関係にあれば問題ありませんが、そうでなければ条件があります。まず、彼女と半年以内に結婚する予定があるなら、URが指定した婚約証明書と彼女の住民票を提出しなければいけません。結婚の予定が無ければ「ハウスシェアリング制度」を利用することになり、連名での契約になります。
URの物件は、それぞれに単身者向け、家族向け、ペットを飼う人向け、ハウスシェアリング向けと用途が決まっています。用途が合わなければ、どんなに魅力がある物件でも住めません。気になる点があればURの窓口か、URの物件を取り扱う不動産会社に問い合わせてみましょう。
参考:初期費用が抑えられる? UR賃貸のメリットとデメリットとは…… | マイナビニュース
URとは? | 公共住宅とは | 公共住宅賃貸募集センター(横浜そごう9階)
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