人生の最後に向けてのエンディングノートと墓友作り
- 2016/11/30
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自分の最後を自分で選ぶ「終活」
ヤジアップ世代の方には「終活」といっても、まだ馴染みがないかもしれません。しかしながら、今ジワジワ流行の兆しをみせている終活をあえて知らないままでいるのは損でしかありません。自分のことだけではなく、両親のために知っておくのもお勧めです。
数年前から大型書店ではエンディングノートというものが陳列されています。エンディングノートは和製英語なので、イメージしやすいようで難しいかもしれませんが、このノートに書かれた項目を眺めながら、自分の思いをまとめたり、価値観を言葉に変える作業をしたりすることが終活のメインとなってきます。
エンディングノートの内容
エンディングノートにはさまざまな種類があります。先ほどは大型書店に陳列されると案内しましたが、ほかにも葬儀社のホームページから無料でダウンロードできることもあれば、自分自身で項目から作成して書き残すこともできます。エンディングノートは遺言と異なり、法的な効力はないので、自由に書けばよいのです。一般的なエンディングノートには次のような項目があります。
・自分史
生年月日、出身地、両親の名前、学歴、職歴など、戸籍に書かれている内容に履歴書の内容をプラスしたようなもの。
・財産
預貯金、不動産、株式、会員権、生命保険など、種別に加えて金額や価値も記しておくと残された方が確認しやすくなります。
・解約の必要なもの
クレジットカード、インターネット、電話、各種会員など、解約しなければ利用料などがかかるものをまとめておきます。
・葬儀の希望
葬儀の要・不要の別、要の場合の一般葬、社葬、家族葬など、葬儀の有無や規模についての希望を書きます。また、すでに葬儀の予約をしている場合には葬儀社名も書いておきます。
・宗旨・宗派
仏式(宗派)、キリスト教式(宗派)、無宗教など、葬儀や墓地に関する基礎となる部分を指定します。
・その他
遺影の指定、棺の中に入れるもの、喪主、親戚や友人の連絡先、などを書きます。
墓友を探す
エンディングノートは、それを読む人がいることが前提になりますが、独り身である人であれば、もう少し変わった終活もあります。そのうちのひとつが、同じ敷地内に墓を持つ人を探す「墓友探し」です。
墓友は、共同でお墓を購入する友達であって、死後も一緒に過ごす仲間でもあります。お墓はけっして安くないうえに、死後までも縛りがあるわけですから、軽い気持ちで墓友を選ぶことはできません。かねてから親しくしている人を墓友に選ぶ人もいれば、新たに墓友を探す人もいます。
墓友という言葉を知らなければ、当然、探すこともないかと思いますが、言葉を知っていれば、探すことが可能です。墓友に興味のある人はこまめにネットで「墓友」を検索し、イベント情報を入手してみるとよいかもしれません。また、終活セミナーに参加することで、墓友に関する情報を得ることができたり墓友を探している人に巡り会えたりすることもあります。