韓国の自動車メーカー現代やサムスンってどれくらいの実力?
- 2018/09/15
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韓国の自動車メーカー
自動車メーカーと言えば、国内の主要メーカーを思い浮かべるでしょう。海外メーカーと言われれば、ヨーロッパやアメリカなどの自動車メーカーを思い浮かべるのではないでしょうか。きっと、韓国の自動車メーカーを思い浮かべるオヤジは少ないことでしょう。
しかし、韓国にも自動車メーカーは存在しています。現代自動車やルノーサムスン自動車などが主要メーカーとなっているのです。そこで今回は、韓国の自動車メーカーである現代自動車やルノーサムスン自動車の実力について紹介していきます。
現代自動車ってどんなメーカー?
韓国最大手の自動車メーカーが現代自動車です。起亜自動車が傘下となっており、現代自動車グループを構成しています。日本では「ヒュンダイモーター」の名称で活動しています。日本市場に投入されたのは、2001年のことです。当時のCMでは、「Hyundaiを知らないのは日本だけかもしれない」と挑発的なキャッチコピーを使用しており、覚えているオヤジもいるのではないでしょうか。
現代自動車の実力!
韓国最大手だけあり、実力もそれなりにあります。2017年の現代自動車の総販売台数は450万7000台であり、ホンダと同レベルの販売実績を誇っているのです。国内だけでなく、北米市場やインド市場で高い販売実績となっています。とくにインド市場では、新車市場のシェアは2位となっており、日本の自動車メーカーとしのぎを削っているのです。
ただし、日本市場については撤退をしています。技術面では、フォードの技術提供を受けています。かつては「安かろう悪かろう」のイメージだったのですが、近年では品質面の向上により、安全面も評価されているのです。
ルノーサムスン自動車ってどんなメーカー?
ルノーサムスン自動車は、ルノーグループの一員という位置付けであり、サムスングループとしては関連企業という見方となっています。経営が悪化したサムスンの自動車部門をルノーが買収し、現在のような立ち位置となっているのです。
ルノーは日産自動車と提携しているのですが、ルノーサムスン自動車も日産自動車と関係があります。日産自動車は、北米向けSUVの生産をルノーサムスン自動車に委託しているのです。
ルノーサムスン自動車の実力!
ルノーサムスン自動車の技術力は、日産自動車の技術が多用されています。そのため、自動車の実力も向上しており、高評価を受けています。2017年は17万6千台以上の自動車を輸出しており、ルノーサムスン自動車として輸出台数最高をマークしているのです。
ただ、海外市場で受け入れられる理由としては、「日産自動車」「ルノー」というブランドがあるからだとも考えられています。「日産自動車」「ルノー」というネームバリューから、信頼されやすい状況なのも事実なのです。
実は落ち気味の韓国自動車…
韓国の自動車メーカーの実力は、高まっていると考えることができます。技術力も付けており、性能も上がっています。しかし、韓国の自動車は厳しいのが現状です。中国との関係悪化により、中国では韓国製品の不買運動があります。これによって、韓国自動車メーカーの中国市場での販売が厳しくなっているのです。
また、韓国国内では輸入車のシェアが上昇しています。そんな状況なのに、ストライキなどにより、人件費まで高騰しているのです。韓国自動車メーカーにとっては、厳しい現状が続いているのです。
実力はついてきている韓国の自動車メーカー。しかし、韓国国内では厳しい現状であり、このままではジリ貧になると言われています。活路としては輸出が挙げられます。実際に、現代自動車とルノーサムスン自動車は、輸出で結果を残しています。今後、日本の自動車メーカーは、世界で韓国の自動車メーカーとしのぎを削ることになるのかもしれません。