自動車のフロントガラスが曇って見えにくい時の対処法4つ
- 2018/09/01
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なぜか曇ってしまうフロントガラス
自動車のフロントガラスが曇ってしまい、前がよくみえないということは偶にありますね。ちょっとした曇りであれば、自然に消えるまで放置することもあるでしょうし、手でこすって対処することもあります。
しかし、全面にわたって曇っている場合は無視できませんし、手でこすったり拭き取ったりというのも中途半端です。面倒なことをしないで曇りを消す対処法があれば、それに越したことはありません。
まずは、なぜフロントガラスが曇るのかを考えることからはじめましょう。
フロントガラスが曇っているのは、水分が付着しているからです。とはいえ、空気中に含まれている水分が必ずフロントガラスに付着するわけではありません。水分が一定の量を超えると、空気中から「水」として分離し、フロントガラスに付着してしまうわけです。いわゆる「結露」の状態を指します。
水分が一定の量を超えるということは、湿度が高い状態になるということであり、雨の日は簡単に曇ってしまう気がします。また、自動車内では乗車人員が吐き出す水分と深く関係することがあります。つまり、多くの人間が乗れば、吐く息も多くなり、呼気から出る水分も増えて湿度が上がるわけです。
しかし、湿度が高くなることがフロントガラスの曇りの原因だとするなら、雨期はともかく、乾期ともいえる冬場の曇りの説明が付かないという疑問が生まれます。実は、湿度だけで曇りが発生するわけではなく、温度との兼ね合いで発生するのです。冷蔵庫から冷えた缶ビールや瓶ビールを取り出したとき、水滴が発生することを思い出すとわかりやすいでしょう。
いずれにしても、曇ったままでは運転に支障をきたしますので、巷で行われているフロントガラスの曇りへの対処法をご紹介します。
基本は温度差と湿度の改善
湿度が高いことと温度差が大きいことが、フロントガラスの曇りの二大要素といえます。したがって、対処法としては、この二つを取り除くことが考えられます。
・曇り止め
市販の曇り止めスプレーなどを利用すれば、いちいち対処する必要がありません。ネックといえば、買う必要があることと、そのための資金が必要なことでしょうか。どちらもたいしたデメリットではないでしょうが、買いたくないという場合は、別の方法を使う必要があります。
・エアコン
自動車内外の温度差を小さくするとともに、除湿を行う点でもエアコンの使用は効果を期待できます。一般的に、高温多湿のケースでは、冷房することで曇り除去が可能であり、冷えたときには暖房で除去することが多いです。
・外気を取り入れる
フロントガラスが曇ったら窓を開ける。こういうオヤジは少なくないでしょう。経験則というやつですね。しかし、窓を全開にするのは抵抗があるという場合は、室内の空気について、循環から外気の取り入れにチェンジする手があります。
・デフロスター
何それ? と思うオヤジもいるかもしれませんが、自動車には「湯気マーク」のようなスイッチがあるものです。これ、デフロスターといいます。エアコンの除湿機能の一種と考えればよいでしょう。別名デフォッガーです。
車種によっては、リアウインドーに熱線を仕込んで曇り除去をするものがあります。これもデフロスターの一種です。ただ、エアコンを使ったフロント部分用の装置をデフロスターと呼び、熱線によるリア部分の装置をデフォッガーと呼び分けることもあります。
フロントガラスはもちろんのこと、リアウインドーの曇りも走行には支障をきたすものとなりかねません。曇ったら早めに対処することが重要です。
まずは、曇り止めをスプレーしておき、それでも曇ってしまったら、その他の対処法を実行するとよいでしょう。