フォルクスワーゲン「GOLF」の魅力を改めて紹介!これまでのモデルチェンジの歴史を追う
- 2018/08/18
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ゴルフは、FFハッチバックスポーツの元祖ベンチマークモデル。戦後大ヒットしたVWワーゲンタイプⅠの後継モデルになり、登場は1974年。戦前に開発された、ワーゲンの旧態にともない時代に合うように大きく改められたのが新しく誕生したゴルフです。
ゴルフのモデル名は、スポーツのゴルフからもきているのはもちろんです。VWのエントリーモデルにはポロもあります。スポーツのゴルフ以外には、風の名前です。シロッコやジェッタなども風の名前でVWモデルには風にちなんだモデル名が付けられているのでゴルフ(メキシコ湾海流)もそうかもしれません。
プジョーやシトロエンなど欧州のメーカーや国産メーカーのハッチバックモデルは、ゴルフを基準(ベンチマーク)として開発が進められています。2018年夏に登場したトヨタ・カローラスポーツも例外ではありません。
初登場からハッチバックのベンチマークモデルとなったゴルフを振り返ってみましょう。
初代(ゴルフⅠ 1974~1992年)
リヤエンジンのワーゲンから180°の大変身を遂げました。リヤを大胆にカットしたハッチバック=2ボックススタイルは大胆で合理的なデザインは、イタリアの巨匠ジウジアローの手掛けたものです。
初代ゴルフは、搭載エンジンが横置きで、駆動方式はFF。国産メーカーもこぞって、新しい2ボックスのスタイリングを真似しました。ホンダ・シビック、トヨタ・スターレットそしてマツダ・ファミリアなど。このうち、シビックは搭載エンジンが横置きで、駆動方式はFFでしたが、スターレットやファミリアはボディデザインだけ2ボックスを真似て駆動方式はFRでしたね。
2代目(ゴルフⅡ 1983~1992年)
私が学生時代、国産車にはない小粋な車で少し憧れもあったモデルです。ゴルフと言えば真っ先に2代目を思い出します。ボディスタイルは、2ドアと4ドアのハッチバックにオープンモデルのカプリオレです。駆動方式は、基本的にFFでしたが、ゴルフカントリーやゴルフシンクロなどのパートタイム4WD追加されました。ゴルフカントリーは車高アップされゴルフの元祖SUVもでるでしょう。また、WRC[参戦用に発売されたゴルフWRCはスポーツ4WDの先駆け的存在です。
3代目(ゴルフⅢ 1991~1997年)
フロントマスクが一新され、丸型から角型異形ライトに変更され現代的な趣に。シリーズ初となるV6エンジン搭載のVR6が登場。V6エンジン搭載車は、5代目まで続く人気モデルです。搭載エンジンは、2800ccV6SOHC。余裕の排気量でメルセデスベンツやBMWの大排気量車と互角の走行性能を獲得しました。ゴルフ初のワゴンボディも初登場。
中古車価格は、激安特価の30万円から100万円と、高年式なため購入しやすい価格になっています。
4代目(ゴルフⅣ 1997~2006年)
ボディが大きくなり全幅は1735mm。国産ハッチバックの、マツダ・アクセラやスバル・インプレッサなども倣って3ナンバーサイズの全幅になりました。輸出に力を入れているモデルはこぞって全幅の3ナンバー化がされています。
中古車価格は、約10~200万円です。
5代目(ゴルフⅤ 2003~2009年)
正常進化されたゴルフⅤ。ボディスタイルは、2ドアと4ドアのハッチバックとワゴンの3つ。
シリーズ最後となる3200ccV6(250PS)グレードR32があります。ほか、1400~2000ccのエンジンにFSIやTSFI搭載エンジンのラインアップは現在に通じるものです。ミッションは、新たに6速DSGが登場しています。
中古車価格の平均価格は、88万円で、約30~300万円の価格帯で販売されています。GTiなど、走りに熱いホットバージョンは価格も高くなりがちです。
そろそろ紙面も尽きてきましたので、次回は6代目と現行モデルの7代目を紹介します。