JAFも勧める!最新暑い車内の空気をすぐさま快適にする方法
- 2018/07/13
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クルマの中は最悪のデンジャラスゾーンだ
夏のクルマの中といったらそれはもう地獄のような暑さ。
じっくり熱せられた車内はときに60度にも達するというから、そのまま何もせず、ただ中に入るのは超危険な行為だ。
このときだれでもよくやるのは、運転席のドアを開けてまずモワッとした熱気を少しの間外に出すこと。
それからやおら運転席に座り、エンジンをかける(エアコンを入れる)、また車外に出て冷えるのを待つ…でもなかなか涼しくならない…という感じだろうか。
仕事で急いでいるときは、このやり方さえもまどろっこしくて、すぐにクルマを走らせ、暑いままの車内で我慢している営業さんもきっといるはず。
今回はそんな頑張っているあなたに、夏の暑い車内の空気を「カンタン・手早く・確実に」下げる方法最新版をお届けしたい。
伝説の温度下げ「一発芸」を知っているか
まずは定番のあの一発芸から。
車内の温度を劇的に下げる方法として、ちまたに最もよく知られた裏技がある。
それは数年前に某国営放送の番組で発表されたもので、実はこの放送をオジサンは実際に見ている。
それは
▼まず助手席側の窓を開け、それから運転席側のドアを2、3回開け閉めする
というもの。
書いてしまうと「それだけ?」という感じで、なにも変わったことはしていないのだが、これを知っていると知らないのとでは大違い。一瞬の温度下げ効果もバツグンだ。
ドアの開閉で生まれる圧力が熱気を反対側に押しやり、1回やるごとに「グン、グン」と車内が平温に戻ってくるのがわかる。
反対側の窓からかなり暑い熱気が飛ぶので、外で待っている彼女に嫌われないようにご注意を!
オジサンは普段はクルマを屋根付き車庫に停めているが、お盆に田舎の墓掃除をするときなど、1日外で熱せられた車内をリフレッシュするときにはまずこれを使っている。
クルマを走らせた後、この続きが知りたい!
さて、これだけならもう聞いたことがあるよという方も多いと思う。
カンタンだし、効果も高い。
ちょっと気をつけたいのは、周囲に十分なスペースが空いているかどうか(ギリギリ駐車の壁などは危険)と、ドアの開閉をバシバシやるとうるさいという点。
普段の開け閉め程度でしっかり温度は下がるので、イライラしながらやらないことだろう。
ところがこの一発芸で車内は外気と同程度に戻ったとしても、そこから後の数分をどう過ごしたら最も早く、涼しく、しかもエコに過ごせるか、これはあまり知られていないのではないだろうか。
某番組でもこの後はやっていなかったと思う。
となれば、やはりプロに聞くしかない。
今年冬にも助けてもらった(何があった?)JAFさんの登場だ。
さすがプロ!その実験結果が面白い
JAFのホームページには「対策別、車内温度の変化」という表が掲載されている。
ここにはあの「一発芸」が実際にどのくらい温度を下げるかも、数値できちんと示されている。
結論から言うと、JAFが勧める最も早く涼しくエコな温度調整の方法は
▼窓全開後のエアコン入れ走行開始→窓閉める(以下「JAF法」という)
である。
驚くべきことにこのJAF法は、伝説の一発芸・窓バンバン(JAFでは5回)と同じだけの効果があり、しかもJAF法では「すでにクルマを走らせている」ところがスゴい!
とても悠長に室温が下がるのを待ってられない営業さん向きの実践スタイルだったのである。
ここできちんとJAF法の手段を説明すると、
① 窓を全開にする
② エアコンはオートでOK、外気導入、設定は最低(LO)で
③ 車走行開始
④ 2分後、窓を閉める
⑤ エアコン内気循環に切り替え
これで5分後には車内28度をきっちり確保できるという。
単にエアコンを回し始めるよりも、短期間で温度が下げられるのでエコにも配慮しており、まさに一石二鳥!
どうせその後エアコンを使うのだから、最初からこれでいいかも。
ああ、ちなみに「車への水かけ」「冷却スプレー」を使う方法は残念ながらあんまり効果がないとのこと。
この夏、みなさんの快適なカーライフの参考になれば幸いです。