オヤジから見たら「レクサス」って、実はただの「トヨタ車」なんだよね。

  • 2018/05/01
  • ライフスタイル・娯楽
  • 3524view
  • アントニオ犬助
タグ
  • 自動車
  • ブランド
  • メーカー
  • 自動車
  • 趣味

オヤジは黙ってレクサスに乗っておけば正解なのか?

オヤジは黙ってレクサスに乗っておけば正解なのか

少し前に「オヤジは有名なものを使っておけばいい」なる原稿を書いた犬助です。
こだわりがないなら、選択に時間をかけているのはムダというもの。少々割高でもブランド物なりメジャーなものを購入しておいたほうがストレスも少ないよ!!という趣旨でした。

ならばクルマは黙ってトヨタ派、もしかしてレクサス派?などと、思われるかもしれませんが、犬助は過去に自動車業界の端くれだったこともあり、クルマに一家言を持つもの。
メジャーだからといってトヨタはともかく、レクサスはどうかな?と、思っているのです。

そつのなさとか、全ての点でオール4をクリアしてくるというところや、ハイブリッド車にいち早く取り組んだチャレンジングな姿勢とか、トヨタは素晴らしい自動車メーカーです。しかし問題は「レクサス」、あれは積極的に拒否したいもの。
だってレクサスって体よく値上げしただけの、ただのトヨタですから。

 

初代LSの開発は、それは気合が入ってたようです

初代LSの開発は、それは気合が入ってたようです

新しい「レクサス」というブランドを構築すべく、5年という長い時間をかけて開発・発表された初代LS(日本名・セルシオ)は素晴らしいクルマでした。

どの様に素晴らしかったのか?
静粛性、その秘密を探るためにメルセデスが1台購入、分解し徹底的に調査したけれど、結局、解明できなかったとか。振動の少なさ、エンジンをスタートさせても、ギリギリまでコップに注がれた水がこぼれることはなかったとか。LSのあまりの完成度に、試乗した当時のトヨタ会長が涙を流したとか……まあ、この様に素晴らしいものだった。
と、聞いているのです。

ここでのポイントは「聞いている」というところ。
メルセデスとか、コップの水とか、会長が泣いたとか、そんなものは誰も現場に居合わせたわけではありませんから、本当かどうかはわかりません。しかし、それは問題ではない。
それを本当だと思い込ませる魅力なり、完成度なり、説得力が初代LSにはあったのです。

そのせいもあり、北米を中心にLSは大ヒット。レクサスは順調なスタートを切ったのです。

 

単にトヨタ車を、豪華にして値上げをしただけじゃん?

しかしその後、日本でもレクサスというブランドが導入されて発表された車種はどうでしょうか?2代目・3代目のLSはまだいいとして、オヤジから見ればGSはアリスト、ISはアルテッツァ、LXはランクル・シグナス以外の何ものでもない。
しかも、それぞれ数100万円の値上げをしていたりするのです。

塗装と内装を高級ブランド・レクサス風にアップグレードさせて、バッチを付け替えて、はい終了!!というお手軽さがただよう造りになってしまったではないですか。
いや、GSなんかは良い車ですよ。内外装ともラグジュアリー感ありますし、非常にスピードも出るクルマですが……まあ、直線番長!!だったらアリストでいいではないですか。

初代LSとまでとはいいませんが、もう少し力を入れて開発しました感があってもいいのではないか?と思う。新しいブランドの価値を創造するという、意気込みが伝わるものになっていてもいいのではないですか?

 

全てがトヨタを厚化粧させただけという……

伝え聞くレクサス・ディーラーの勘違い感

加えて、伝え聞くレクサス・ディーラーのグレードアップ感?。
花束を用意しての納車式を企画してみたり、オーナー限定イベントへのお誘いや、季節のスイーツを用意しましたといったとか、小じゃれた冊子とかが送られてくるのだけれど、基本的にトヨタ・ディーラーがこれまでおこなってきたサービスをそのままレクサスにアップグレードさせた感が、レクサスで販売されている車種同様にあると感じる面があるのです。
要はレクサスで販売されている車種同様、形が違えどトヨタなんですよね。

もともとレクサス・ディーラーのスタッフは大抵、地元・トヨタ系列のディーラーが営業開始したものです。こちらもバッチを付け替えただけですから当然、グレードアップ的なサービス提供になるわけです。

……いやまあ、これは全てレクサス・GSのオーナーから聞いた話ですから、犬助の実体験ではありません。でもね、GSの助手席に座っているだけで、レクサス=ただのトヨタだって伝わってくるものなのですよ。

ならば、下手なブランドバリューを加えたりせずにトヨタで販売すればって思ちゃうのは私だけでしょうか? 言いたいことはトヨタだって充分に世界に誇れるブランドなのですから。

この記事の作者

アントニオ犬助
アントニオ犬助
みんなに嫌われるジジイを目指して、日々精進中!!
up アントニオ犬助
アントニオ犬助

週間アクセスランキング

    ページTOPへ
    ページTOPへ