チンクエチェントの秘密!オヤジこそが乗るイタリアSUV車
- 2018/03/29
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FIAT 500ことチンクエチェントの魅力を紹介する第3弾は、イタリアンなSUVと激辛アバルトを紹介します。
FIAT 500X
エンブレムの500の上に誇らしげに赤いXのマーク。Xはクロスオーバーの意味でしょうね。英国版スモールSUVが、ミニ・クロスオーバーならイタ車のスモールSUVはFIAT 500Xでズバリ決まりです。
FIATがアメリカのクライスラーを傘下に収めたことから生まれたイタリアとアメリカの熱い混血モデル。最近、流行のハーフなのでしょう。ベースとなったチンクエチェントは3ドアハッチバックだったのが5ドアハッチバックボディとなりかなり大きくなっています。
ボディサイズは、全長×全幅×全高=4250×1795×1610mmと堂々とした3ナンバーです。小さなチンクエチェントはもちろん魅力的ですが、一味もふた味も違うのがスモールSUVの500Xでしょう。べースとなったのはチンクエチェントよりもクライスラー系のジープ・レネゲードです。レネゲードにチンクエチェントのボディとエクステリアを載せた感じでしょうか、、。どちらかと言えば500Xはレネゲードと姉妹車なのでしょうね。
インテリアや車内は、チンクエチェントと若干違いますがオシャレなのは変わりありません。リヤシートは分割可倒が可能で家族での使い勝手もよさそうです。
搭載エンジンは、1400cc直4DOHCターボ(140PS/230Nm)とダウンサイジングターボが搭載されています。大柄のボディを峠道に持って行っても楽しいドライブが楽しめそうですね。駆動方式は、FFと4WD。FFのミッションは、6速セミAT。4WDは、驚きの9速AT!とかなりの多段化ATが搭載されているのでウルトラスムーズな走りが期待出来ます。
価格は、ポップスター286万2000円(FF)・ポップスタープラス307万8000円(FF)・クロスプラス334万8000円(4WD)です。
アバルトは老舗のチューナー
元々はFIATのチューニングマフラーなど製造販売していた会社でした。1960年代頃には、FIAT車をベースにチューニングし、ラリーやレースで大活躍!ジャイアントキラーなどと呼ばれたりアバルトマジックなんて呼ばれたりしたこともありました。しかし、1971年には経営が悪化してFIATに買収され、FIATのスポーツブランドとなったのです。
大ヒットした2代目チンクエチェントにも、アバルトモデルがあり熱対策のためリヤに積まれたエンジンの熱を逃がすためエンジンフードが開けられていました。
チンクエチェントの他にもアバルト124ラリーやアバルト131ラリーなど手掛け70年代WRCで大活躍。さらにアウトビアンキA112アバルトなどレーシなマシンも多数手掛けています。
アバルト500
ベースとなったチンクエチェントに精悍なエアロパーツが奢られたモデルです。ワンポイントのレッドに塗装されたドアミラー。そして、ボディサイドのアバルトのロゴの入ったレーシングストライプがなんともいい雰囲気を醸し出しています。
エンジンは、排気量アップされ1400cc直4・DOHCターボ(135PS/18.5kg・m)となかなかのもの。しかも、室内のパワーアップボタン(スポーツファンクションスイッチ)をスイッチ オン!にすれば驚きの21kg・mの大トルクが発揮される仕組みです。昔懐かしのかっとびスターレットにあったターボのスイッチと同じですね。
メーカー純正のチューニングキット「エッセエッセキット」(46万2000円)を装着すれば(160PS/23.5kg・m)さらに、過激な走りが得られます。
通常は、100km走行するのにガソリン5.4Lしか消費しない省エネ設定になっているのでスポーツ走行を楽しむならば即座にスイッチ オンにして下さい。駆動方式は、FFのみ。ミッションは、5速MTと5速セミATです。
価格は、5速MTが286万2000円で、5速セミATが302万4000円となっています。