車のハイブリット車とガソリン車でお得なのはどちら?
- 2017/08/29
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ハイブリッド車は2wayでお財布にやさしい?
エコが浸透していく中で、車の社会でもハイブリッド車の人気が広がりを見せています。その代表的な車が、最近のトンガリ具合でも有名なトヨタのプリウスです。ハイブリッドという言葉が持つ意味のひとつが、二つ以上のものを組み合わせて作ったものです。そこから、ガソリンエンジンで走る従来の車に電気自動車の要素を取り入れた2way動力の車をハイブリッド車と呼んでいます。
当然、全部ガソリンエンジンで走る車に比べれば、電気で走る部分のあるハイブリッド車はガソリン消費量が少なくて済むことになります。つまり、ハイブリッド車の方がお得だという話しになります。しかし、本当にそうなのでしょうか?
まず、日本におけるハイブリッド車は、電気自動車の部分であるモーターを動かすためにエンジンを使用するタイプがメインでした。また、高速走行時にはエンジンを活用し、ガソリンエンジン車の燃費を悪くする低速走行時にモーターを使うというものです。燃費向上に資する点では、やはりお財布にやさしいハイブリッド車はお得ということになりそうです。
お金がかかるのは車両本体も同じこと
しかし、お金がかかるのはガソリンだけではありません。自動車を買う以上は車両本体価格も支払う必要があります。もし、この「車代」がガソリン車とハイブリッド車で大差ないのであれば、燃料費が少なくて済むハイブリッド車の方がお得となります。
しかし、ガソリンエンジンと電気モーターを両方搭載する車両がガソリン車より安いとは思えません。事実、ハイブリッド車はガソリン車よりも製造コストが高くなり、販売価格も結構なものとなっています。
ちなみに、プリウスの一番安いEグレードの2017年8月時点のカタログ価格は、税込み242万9018円で、燃費はリッター40.8kmとなっています。同じ1800ccクラスのガソリン車でプリウスのEグレードに近そうなプレミオの1.8Xグレード2WDは、税込み204万7091円です。燃費は4WDタイプの数値で14.8kmとなっています。これをそのまま使用した場合、車そのものは約38万円もハイブリッド車が高いです。
さて、燃費は26kmもの差があります。ざっくりと年間1万kmをガソリンで走るとすれば、約245リットルvs約676リットルとなります。レギュラーガソリンをリッター130円で考えた場合、それぞれ約3万1850円と約8万7880円で、その差は約5万6030円です。これなら、車代の差額を6年9ヶ月程度で埋めることができます。長く乗ればお得になるでしょう。
しかし、年間1万kmも走らないオヤジも少なくないでしょうし、ハイブリッド車は「ならでは」のコストもかかるといわれています。トータルでは、ガソリン車よりもお得とは言い切れない部分があります。
結局は、使い方とどの車種を選ぶかによってお得の判断は変わるということになります。また、それほど大きな違いが出ないケースも少なくないでしょう。結論として、ハイブリッド車を選ぶときは、金銭的な面よりも「エコ」に重きを置いた方が良いのかもしれません。