HIV、梅毒、クラミジア、淋病、トリコモナス、カンジタ検査キットを体験
- 2016/09/02
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セルシーフィットSTD-6は、HIV、梅毒、クラミジア、淋病、トリコモナス、カンジタなどつまりのどに感染した性病以外はこれで1つで十分検査できる。
私は性病の心配はないが、あらゆる検査キットを身をもって体験する立場である以上、性病検査キットも体験していく。
どれか1つの項目だけを限定して検査するよりも、6項目を一括で検査した方がより確実に原因を特定できる。当然、一括検査であれば個別に1つずつ検査するより時間も費用も短縮できる。結婚前に性病検査を行う方は、このような一括検査の方が、安心感が高まるだろう。
同じ6項目検査できる性病検査キットは1万円未満でたくさんある。私がこの検査キットを選んだ理由は、パッケージが一番親しみやすかったためだ。商品は購入翌日に到着。スピードはかなり速いと言える。
商品到着
さすがデリケートな商品というべきか、まるで小物雑貨のような梱包により性病検査キットだとわからないようになっている。梱包も2重になっているため家族が簡単に包装を破って開けることがないような配慮がされている。
外箱に貼ってある伝票も検査キットと言う表記はない。私は特に中身について指定しなかったが、購入時に「雑貨」や「書籍」など任意で送り状の記載を選ぶことができる。
これまで様々な検査キットを見てきたが、その中でも比較的おしゃれでわかりやすいパッケージとなっている。
検査キットの中には、デザイン要素が全くないような業務用の検査キットを思わせる不親切な検査キットもある中でこのセルシーフィットは見た目が良いので評価できる。
パッケージの裏面には、使用期限と検査番号が記載されている。検体の中に薬品を使っているためか、期限まで1年もなく思っていた以上に期限が近い。
検査キットの中身
血液採取説明書
検査キット取扱手順書
検査申込書
返信用封筒
ランセット×2個
スクリーニング検査用ろ紙
バンソウコウ
陰茎採取綿棒
尿採取用スポイト
検査申し込み番号記載用紙×2枚
各採取セット取扱説明書×3枚
全部開けて読んだ感想としては、各種取扱説明書がやたらと多い。各説明書には重複している表記もあるため、1枚にまとめられるような気がする。
血液検査
まずは、一番面倒で気持ちが乗らない血液採取から始めることにする。尿検査を先にやってしまうと、万が一血液検査で日にちが経つと尿が劣化してしまい検査キットが無駄になってしまう。
そういった事態を避けるために劣化が少ない血液検査から始めるのがいいだろう。血液検査さえ終われば尿と陰茎採取も簡単なので5分で終わる。
今まで検査キットを体験してきた中でランセットを使うのはこれで6度目となる。血液採取時には必ず使用するランセットは、お決まりのピンク色のランセットである。
採血のコツは、必要な分血液量を出すことだが、血流が悪いとあまり出血しないまま止血されてしまう。そのために、事前に手をお湯で温めるなど手の血のめぐりを良くしておくと良い。
私はいつも会社のオフィスで採血しているため、お湯が手に入りにくいため、会社の周りを歩き回るなどして心拍数を高めて採血している。元々採血時には気持ち悪くなる体質だが体全体が温まるためか採血時に気分が悪くならない。
4箇所の○の中に血液を染み込ませる。1箇所につき2滴ほど染み込ませれば裏まで浸透させることができる。パッケージの裏面または、検査申込用紙にある検査申込番号を書いておく。
裏面にも染み込むためそのまま置くと机に血がついてしまう。ろ紙の線の部分を山折にするか、使用済みランセットの上にろ紙を置くなどして机に血が付かないように注意したい。
他社の商品で血液採取セットであれば、血が裏に付かないように土台付きの採血セットも存在するが、この採取セットはそういった気遣いはないようだ。
採取したら最低でも6時間は自然乾燥された方がいいだろう。以前に検査したアレルギー検査の際には、乾燥が甘く再検査となってしまった。血が完全に乾く目安としては、写真のように鮮やかな赤色から茶色っぽい色になるくらいまで乾燥させれば問題ない。
尿検査
このコップで7分目あたりまで入れればスポイトの8割部分まで入る。
検査申込番号を書いて、スポイトに貼り付ければ尿検査は完了だ。
陰茎粘膜検査
専用の綿棒で陰茎の周りをぬぐうだけでとても簡単。
蓋を開けるのだが、回すのでも引き抜くでもなく、キャップに指先で力を加えて変形させると外しやすい。その綿棒には触れないよう注意する。
綿棒の綿が多少毛ば立つくらいにぬぐう。
使用済ランセットも返信用の袋に入れて返信する。
3つの検体を入れてポストに投函する。夏季は気温による検体の劣化を防ぐために郵便局内にあるポストやコンビニ内にあるポストに投函することをおすすめする。
検査結果が到着
6日後、郵送で検査結果通知が届く
6日後に検査結果が届いた。今までがんの検査キットやアレルギーの検査キットなどを使ってきたが、その中で突出して早い。行き返りの郵送にかかる時間をか考えれば検査自体は2日で完了したということだろう。
大事な検査結果ではあるが簡易書留で送られてくるため、ひとり暮らしで会社勤めの方はなかなか平日に受け取ることができないのではないかと思った。検査結果を知るのははできるだけ早い方がいい。
プライバシーの面では簡易書留にしたからと言って家族が受け取ることもできる。家族が受け取れば家族が開封する可能性もある。したがって、簡易書留ではなくポストに投函される普通郵便の方が喜ばれるのではないかと思う。
まだ他の性病検査キットは試していないが、どこの検査機関でも性病検査に関しては検査が効率化されていることが伺える。検査した医療機関は株式会社GMEの関係医療機関であるGME医学検査研究所で群馬県高崎市にある。
肝心の検査結果については、HIV、梅毒、クラミジア、淋病、トリコモナス、カンジダの全ての検査項目で異常はなかった。もし異常があればGME協力医療機関、または近くの医療機関で受診と治療を行う必要がある。
男性用がん総合検査リスクチェックの評価
株式会社GMEの商品を使うのは今回が初めてとなる。説明書は必要以上に多かったももの既に知っている部分は読み飛ばした。些細なことだが、改善希望点としては血液検査ろ紙の裏面に血液が染みたときに机に付かないように配慮して欲しい。他社のろ紙では、裏面に撥水性の素材を敷くなどして置いた場所に血液が付着しない商品もある。
検査結果の郵送方法だが、簡易書留ではなく不在でもポストに投函される普通郵便の方が受け取りやすいのはないかと思った。
病院で検査する場合のメリット・デメリット
性病検査をされる方は病院で検査をするか、今回のような自宅でできる検査キットを使うか2つの選択肢がある。
どちらも一長一短で、どちらが優れているか一概には言えない。ただ、検査キットを使う場合、自宅で誰にも知られずに結果を知れる点が最大のメリットであり、保険が効かない分料金が高くなる点は最大のデメリットと言える。
特に性病検査を病院で検査をする場合、診察のために見せたくない部分を見せなければならなかったり、知られたくないことを他人である医者に知られなければならない。医者と言えども他人にデリケートな問題を知られるのは精神的に辛い。
検査キットを使った場合、そういった精神的な面で大きなメリットがある。たとえ数千円高くなっても病院で検査するより遥かに気軽になれる。よほどの痛みや痒みなど緊急性を伴わない自覚症状がなければ、検査キットを使って検査した方が遥かにメリットが大きいと感じる。
検査キットと病院での性病検査の比較
診察から治療までのスピード
病院>検査キット
検査費用の安さ
病院>検査キット
精神的な気軽さ
病院<検査キット
パッケージデザイン:★★★★★
商品説明:★★★★☆
絶対的価値:★★★★☆
価格:★★★☆☆
リピートの可能性:★★★☆☆
他人におすすめする可能性:★★★★★