40歳を過ぎたら赤ワインがおすすめ、という理由
- 2016/08/08
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アンチエイジングは、活性酸素との戦い
人の老化は、人体を構成する細胞が酸化することによって起こります。
このとき、酸化を進めるはたらきをするのが、いまやすっかり悪役になった活性酸素。アンチエイジングは、活性酸素との戦いでもあります。
体の抗酸化システムは、40歳を過ぎるとガックリ落ちる
そんな活性酸素ですが、実はいつもいつも悪さをしているわけではありません。人間の体には抗酸化システムが生まれつき備わっていて、普通、体内にあるSODという酵素が活性酸素の毒性を消す役目をしています。
ただし、これは40歳までの話。人は20歳をピークに、あとは老化に入ると言われますが、SODは少し遅れて25歳がピーク。そして、40歳を過ぎると、ガックリ能力が衰えるのです。
赤ワインのポリフェノールは、活性酸素を徹底退治する軍団
40歳を過ぎたら白ワインではなく赤ワインがおすすめというのも、そこに理由があります。
赤ワインには、白ワインにはほとんどないポリフェノールがたっぷり含まれています。ポリフェノールとはおよそ5000種あるといわれる植物の色・苦み成分の総称ですが、赤ワインに含まれるのはそのうちの10種。それも、数あるポリフェノールの中でも最も「抗酸化力」の強いもので構成されています。そうなんです、赤ワインのポリフェノールは、活性酸素と戦い、徹底的に退治する頼もしい軍団なんですよ。
都会に生きる現代人は、いやおうなしに活性酸素をとりこむ
体内の活性酸素は、年齢だけでなく、他の要因でも増えていきます。ざっと列挙すると、大気汚染、紫外線、排気ガス、喫煙、ストレス、食品添加物、残留農薬などなど。一目見ればわかるように、現代の都会に生きる人間は、いやおうなしに活性酸素をとりこみながら生きるというわけです。
飲酒も活性酸素を増加させる原因の1つですが、毒をもって毒を制す。赤ワインで退治しようじゃありませんか。
年数を経た赤ワインは、健康増進の印
赤ワインに含まれるポリフェノールは、もともと原料であるブドウの皮や種、果肉に含まれていたものです。これらのポリフェノールは、赤ワインを熟成させればさせるほど多く溶け出していき、新たなポリフェノールを作りだします。
ワインは、瓶詰めされてのちも熟成を続けます。製造されて少し年数を経た赤ワインは、健康増進の強い味方です。