リシャール・ミルは怪物の腕にこそふさわしい
- 2017/01/25
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活躍するのが当たり前となった「世界の」錦織
ちょっと前までの、マスコミでの取り上げられ具合が異常だったのでしょうか?
それとも、飽き性の日本人ならではの傾向なのでしょうか?
というか、世界的に活躍している様が日常光景となったのでしょう、ちょうどメジャーにいく前のイチロー選手もこんな感じだったな、と思いだしているのです。
誰の話か、錦織 圭選手についてです。
その腕を飾るのは、何のことはないタグのクオーツ
試合の度にウェアにある「ユニクロ」や「日清食品」のロゴが非常に目立つのですが、その一方で存在感を発揮しているのが左腕にある時計。
あれはタグホイヤーの「プロフェッショナル スポーツ」というモデル。
プレイ中もジャマにならないという体で、55gというモデルの軽量さと機能性をアピールしています。
そういえばタグホイヤーといえば、全盛期のタイガー・ウッズをスポンサードしていたことでも知られています。
その時のモデルは、そのまんまの「ゴルフウォッチ」。
錦織選手にしろウッズにせよ、あんなタフなプレイ中でもずっと時を刻み続けているのだからタグホイヤーのモデルは相当凄い時計に違いない。
そんな風に考えがちですが、両方とも何の事はないタダのクオーツウォッチ。
堅牢性でいえばカシオのG-Shockの方がずっと上と考えられるのです。
フェデラーの腕にはロレックス・デイトナ
世界中も注目を集めるだけにテニスプレイヤーには時計メーカーのビッグスポンサーが付くことで知られています。
現在、マレーやジョコビッチら若手の追い上げにキュウキュウとしているかに見えるフェデラー。
彼のスポンサーはロレックス。
軽量のものですらステンレスモデルというロレックス、堅牢性はともかくあんなものを腕にしていたらプレイに間違いなく支障をきたします。
ですから、試合中にはさすがに身に着けてはいませんが、記者会見やオフでは必ずデイトナを着用。
それも、通称「ニューマン・ダイヤル」と崇め奉られているエキゾチックダイヤルを身に着けているといいますから流石です。
ナダルの腕には、リシャール・ミル!!
一方で、こちらも全盛期を過ぎた感があるナダル、彼のスポンサードはもういっぺんえらいことになっている「リシャール・ミル」。
一説によると、彼のモデルは超複雑かつ精密なトゥールビヨンが搭載されており、8,000万円超だとか。
そして、ナダルも錦織選手同様、試合中も腕時計をはずさない。
まあ気を使わなくてもいいクオーツのモデルならばうなずけるのですが、方や8,000万円超の頭がおかしくなったかのような機械式の腕時計です。
ナダルの場合、左手でラケットを握りますから、時計は当然右手に巻かれているのですが、当然フォアハンドばかり使うわけもなく、バックハンド時にはぶん回される訳で……。
2017年、化け物復活はなるのか?!
まあ、現実から遠く離れた価格のリシャール・ミルだけに「試合中に巻かれているのはモックじゃないの?」とか邪推の一つもしたくなるのですが、その辺も含めてナダルだな、と感じるのです。
今やランキングのトップ10も危うくなっているナダルですが、一日も早く輝きを取り戻し、タグホイヤーをも蹴散らして欲しかったりするのです。
何といっても敵役は強ければ強いほど、ギャラリーは盛り上がる、そんなかっこいい敵役の腕にこそリシャール・ミルは輝くのです。
ナダルが復活すれば、錦織戦は日本でもさぞかし盛り上がるでしょう。
そういえば、我らが阪神の金本監督の腕に巻かれているのもリシャール・ミル……憎らしいほど強い阪神が実現するのはいつのことやら。