「安い服でも格好良くなれる?」にお答えします
- 2019/04/26
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ゴールデンウィークは、サービス業で無ければプライベートを楽しむ期間ですよね。ファッション業界は、この時期お客さまはみんな遊びに行ってしまうので売り上げが下がり気味。その分、魅力的なイベントで気を引こうと色々企画します。
「らファッションを楽しんでもらう事」を提案する私としては、この時期は服なんか買わずに、ぜひ今ある服を着こなし、プライベートを思い切り楽しんで欲しいと思います。じゃなきゃいつファッションを楽しむの?となってしまいますからね。
そんなファッションの着こなしで多くの人が気になり、聞きたくても聞けないのが「服の値段」です。私のファッションアドバイスでも「高い服を買わなければいけない」むしろ「高い服を買わされる」なんて思う人は結構いらっしゃいます。
世の中で売っている服の範囲で、ご予算に合わせて選ぶんですよと伝えてご予算を聞く時も、はじめは高めに言う方が多いんですよね。
という事で今回は「安い服でも大人の格好良い着こなしは出来るの?」というお悩みにお答えしましょう。
安い服ってどんな服?
安い服ってどんな服でしょうか?気にしたいのは安い事で発生する不都合ですよね。ありがちなものをざっと挙げてみましょう。
・生地の質が悪い
・縫製が悪い
・流行遅れ
・気に入る色がない
・サイズが合わない
安い服でありそうな不都合なものって、主要なのはこんなところですかね。でも、これってファストファッションさえある現代では、全て揃っているものってほぼ無いですよね。ファッションファッションはそれなりの品質で、縫製も悪くなく、流行にも敏感で、色展開やサイズ展開だって豊富です。
そんな中で、不都合なポイントをフル装備した服を売っている様なお店はすぐに消えてしまいます。つまり、安い服が悪い服という訳ではないんですね。
高い服ってどうなのか?
逆に高い服って何が高いのでしょうか?高くても買ってもらえるのですから、どこかが良いんですよね。どこが優れているのか?というのは、高い服に関しては
・ブランド力
ここが一番大きいんです。ブランド力が大きくなる理由は様々。有名人が着ているとか、多くの人が着て流行っているとか。もちろん生地や縫製の質が良いという理由からブランド力を付けたところもあります。
でも、前述の安い服で考えられる不都合を全てクリアした服が高い訳ではないんですね。というか、1つしかクリア出来ていなくても、高い服なんていうのは世の中に沢山あるのです。
だって、服は「格好良くなれる」という付加価値が色濃く値段に反映されるのですから。多くの人や有名な人が着ることで「これは自分も格好良くなれるのかも」と、多くの人が着ることへの価値を感じる様になっていくと、ブランド力が高まります。ブランド力が高まると、それに比例して価格も上がっていきやすくなるのです。
でも、格好良さと値段は比例しない
格好良くなれるから高い。という事があっても、高いから格好良くなれる。というのが同じくらいあるか?というと、そうでもありません。
ファッション業界は見た目を良くする事に長けていますから。残念ながら実際にはなんてことのない服でも、広告などで「格好良くなれるよ!」と宣伝する事をメインにブランド力を高めてしまっているところもあります。
それに、実際に格好良くなれる服でも、自分とはタイプが違う服のために、それを買っても格好良くなれない事もあります。ですから、安い服でも自分に合う服があれば格好良くなれますし、高い服だから必ず格好良くなれるという訳ではないのです。
でもでも、目安にはなる
さあ、ではそこら中で色んな服が売っているなか、どういう基準で服を選べば良いのか?となったら、分かりやすい基準は「値段」だったりします。言っていることが無茶苦茶に感じます?
でもたくさんある中から選ぶならやはり、値段というのは分かりやすい判断基準です。どうせなら、自分が買えるかどうかは別にして、なるべく高い服の中から自分に合いそうな服を選ぶことをお勧めします。
高い服も、世の中でも一番高い部類に入るほどの価格帯に振り切ってしまえば、「高いのに格好悪い」というのは少なくなります。しかも、ブランドやお店の選択肢も狭められます。まずはその中で自分に合う、自分が格好良くなれる服を探すのです。欲しい服が定まってきたら、それと似た自分が買える価格帯の服を探せば良いのです。
これをして良いところは、高い服を最初に見ることで比較的デザイン性や品質の良い服がどういうものかを知っておく事が出来るのです。すると、実際に買う服の価格を低くしても、必要以上に品質の下がったものを選びにくくなります。
つまり「安い服でも格好良くなれる?」という問いには「格好良くなれます」と答えられます。ただ補足があって、そのための知識やテクニック、探す手間などが必要になるのです。一方、高い服の方が、格好良い服は選びやすいと言えます。どちらを選ぶかは、あなた次第。
でもまあ、判断基準のメインが値段というのは格好良さに結びつきにくいですから、格好良くなりたいなら価格に振り回され過ぎずに服選びをしたいものですよね。ぜひ、あなただからこそ格好良くなれる服を選んで欲しいと思います。