大切にしている服にシミが! さてどうする?

  • 2019/03/08
  • ファッション
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  • ファッションマジシャン◆ yutaka
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最近、お気に入りのイラストレーターさんの展示を観に、酒蔵を使ったギャラリーに行ってきました。私はお気に入りのアーティストやギャラリーがいくつかあるのですが、今回は最近特に気になっているイラストレーターさんの展示だったので、とても楽しみにしていたし、楽しかったんですよ。新しいテーマで描かれた作品はとても魅力的で、3つも購入してしまいました。

既に我が家で、私のお気に入りスペースに飾って眺めています。単純にこういうものが好きというのもありますが、やはり私がポスターデザインや服など作り手としての経験もあるので製作過程なんかを想像したり、製作の話を聞いてみたりするのもとても楽しいんです。特にクリエイティブな部分の感性を刺激されるので、自分の糧にもなるところもまた好きなのです。

そんなお気に入りたちを所有していて気を付けたいのは破損や汚れ。絵なら額にいれて、壁掛けも地震対策をしますしオブジェなら埃が被らない様にしておくなどの工夫が必要になってきます。これは服でも同じですよね。特に洋服は身に付けて一日過ごしますから汚れる機会も多いもの。そんな時に出来たシミなどの汚れ、どうしていますか?

 

汚れは無い方が良い

汚れは無い方が良い

せっかくの一張羅(最近はこの言葉ってあまり使わないですかね?)も、汚れが付いていては格好がつきません。どんなに格好良くオーダーできたトラウザーズも、食べ物のシミが付いていたりなんかしたら「あの人、食べ方が雑なのかも」なんて思われるかもしれません。もちろん「汚れも経年変化のうちの1つで格好良いんだ!」というファッションの見方もあります。ただ我々オヤジ世代としてまず考えたいのは「清潔感」。

オヤジともなれば使い古されて汚れてイイ味が出るのは自分だけで結構十分な視覚情報として成り立っているものです。

そこにワザワザ、服でさらにその味を足してしまうともう、古くて汚らしいだけになりがちですからね。オヤジだからこそ、服はクリーンにしておきたいものです。

 

出来た汚れはどうする?

出来た汚れはどうする?

とは言いつつ、毎日を生きている以上はシミなどの汚れから完璧に逃れる事はできません。ですから大事なのは「シミなどの汚れが出来たら早めに対処する」ことなんですよね。

でも、汚れと言ったって色んな種類があります。どんな種類の汚れにどんな対応が出来るか?なんてのは普通にはなかなか分からないもの。私は「服の汚れをどう落とすか」には結構興味があるので、汚れが付くと色々試してその効果などを確かめるのが好きなのですが、そんな事普通しませんからね。

1番良いのは「なるべく早くシミ抜き専門のクリーニング店に持っていく」という事。実際、私が汚れ対策を色々試した挙句に汚れが落ちなくてシミ抜きに持っていくと「何もせずに持ってきてもらうのが1番落ちやすい」と言われます。ですから、近所で「シミ抜き専門」などと謳っているお店を見つけておくと良いですよ。

大事な服ほど、私みたいに、自分でどうにかしようとするのはオススメしません。

 

長く着ているうちに付く汚れも気にしよう

長く着ているうちに付く汚れも気にしよう

食べ物のシミなど、その場ですぐに付く汚れに加えて、長く着ているうちに溜まっていく汚れというのもあります。メジャーなものとしては汗による汗ジミなどと、皮脂による汚れ。

こういうものも、クリーニング店で綺麗にしてもらうのが良いですよ。その時に我々が注意したいのは汚れの質です。

汗ジミは水性の汚れですが、皮脂は油性の汚れです。この水性と油性の汚れは、クリーニングでお願いするコースが異なります。

通常良く使われる「ドライクリーニング」は油性汚れ向けの洗濯方法なので、汗ジミなどの水性汚れは落としにくいのです。特に夏物のクリーニングなど汗ジミなどの水性汚れを重点的に綺麗にしたいなら、お店の人に聞きつつ「水洗いコース」などを選ぶ必要があります。これを知っているのといないのとでは、服の汚れの溜まり具合に雲泥の差がありますから、是非知っておいてください。

 

最後に最も大事なことを1つ。汚れ落しはクリーニング店に持っていくのが基本ですが、問題はそのクリーニング店選びなのです。基本的に大手のチェーン店は効率を最優先しているのでクリーニングそのもののクオリティを考えれば、チェーン店の中で最上クラスのものを選んでも、実際のクリーニングのクオリティはせいぜい中の下か、良くて中の中くらいでしかないのが、これまでアパレルやスーツ業界で経験を重ねた私の実感です。

服を売るお店でも、上質な服を扱うお店ほどお客様対応として提携するクリーニング店を選ぶというのはとても重要な上、とても難しい問題になっているのです。

「我が家の洗濯機で適当に洗うつもりだけど、ドライクリーニングに出した方が良い」程度のものならどんなクリーニング店を選んでも良いかもしれませんが、お気に入りの服、上質な服、貴重な服などをクリーニングに出すなら、慎重にお店選びをする事をオススメします。

自分の服を実験台に様々なクリーニング店に出してそのクオリティを確かめている私も、昔ながらの「お手頃価格なのに細かく丁寧な対応」をしてくれるクリーニング店が年々減っているのには困っているのが実情ですから。

ぜひ、良いクリーニング店を見つけて大事な服を綺麗なまま、永く楽しんで欲しいと思います。

 

この記事の作者

ファッションマジシャン◆ yutaka
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ファッションの専門学校〜アパレル業界での経験を活かし オシャレに自信がない男性から 豊かな人生を自在に楽しむスマートミドルへ大変身するための マジックの様なファッション=ファッションマジックをお届けします。
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