色を考えるならココから!すぐに着こなせる色使いの基本その1
- 2018/04/06
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春めいてきたと思ったら、都内では桜の見頃がもう過ぎてしまいました。私はお花見のタイミングを逃してしまいましたよ。
春になると気分も上向き、明るく過ごしたくなりますよね。私はこの時期に気分も高まって、夏物の服などを揃え切ってしまいます。
で、後からこれ買っておけば良かったとか思いながらも、買い足すのですけど。
さあ、そんな春の陽気に誘われるまま、明るい服をなんの考えも無しに着ていると、お洒落なオヤジに見られるというよりは「やけに明るい変なオッサン」になる危険もありますね。色使いって大事です。
ただ、だからといって色を上手に使おうと思っても、色合わせって難しく感じるものです。という事で今回は、色使いを楽しむための超基本編をお届けしましょう。明日から使えますからね。
一旦、難しい話をします
まずは、いきなり難しい話をします。色の話なんですけどね。色というのは、3つの要素から出来ている、という風に考えます。
「色み」「明るさ」「鮮やかさ」
この3つです。これらの要素が混ざり合って色は構成されていると考える事で、色が分かってくるんです。ほら、分かってきたでしょう?着こなせそうな気になってきたでしょう?
、、、そんな簡単に分からないですよね。そう、1つの色にこの3要素が絡み合っているだけで難しいのに、さらにそれで出来た色をいくつも組み合わせるなんて!という難しさが色にはあります。
そんな中で今回は、色と言っても「明るさ」にフォーカスして着こなしの実践に活かせるノウハウをお届けします。
明るさとリンクするイメージとの関係を知る
さて、この「明るさ」。色の中で明るさだけを取り出すと、白〜灰〜黒という色になります。
色の世界では、「明るさ」に加えてもう2つの要素があるものを「色」と呼ぶので、白〜灰〜黒は色ではない、なんて言い方になるんですけど、これは補足情報です。
この明るさ、実は着こなしを考える上では、また違ったイメージと組み合わせると、分かりやすくなります。それが「重さ」です。
「今日のあなたのイメージ、ちょっと重いよねえ」なんて言われた時、どんな印象に思われているか想像付きますよね?「なんだよ、オレの体重なんて知らないくせに」とは思いません。印象としての重さですからね。
この印象からくる重さは、明るさとリンクさせると分かりやすいのです。簡単です。明るい色ほど軽く感じて、暗い色ほど重く感じる。こういう事。明るさと重さの関係を掴めましたか?この関係が分かったら、より実践的な例を挙げていきましょう。
上下の明るさ
着こなしのアイテムは大まかに頭の方から見ていくと「ヘアスタイルや帽子など」「上半身に着る服」「下半身に着る服」「靴」で構成されていますよね。その中で、大きな面積を占めるのが上半身と下半身の服です。それ以外の2つも重要なのですが、今回は分かりやすくするために、面積の大きい上半身と下半身の服に絞って説明しましょう。
比較したとき、上半身よりも下半身が暗いと、下の方が重く感じる、という事になります。人間と同じ様な形状の、縦長のものを立てる時、下が重い方が、安定して立つイメージありますよね?このイメージがそのまま着こなしに現れます。つまり、上半身よりも下半身の服を暗くすると、相手に「安定感のある印象」を与えやすくなるのです。これ、物理的な安定感ではなく、人間性としての安定感を印象付けられるのです。
逆に下半身を明るくすると、安定感は無くなりますが、その分「軽やかさ」という印象が生まれます。
例えば夏になると白いズボンや靴が定番の様に出てきますが、これは夏という季節に合わせ、軽やかな装いを狙っての事なのです。
この違いを知るだけで、着こなしをコントロール出来るようになります。例えばビジネスでの商談で、相手に自分の安定した印象を与えたければ、上半身よりも下半身の服を暗くすれば良いのです。スーツの様に上下が同じ明るさなら、1番下に位置する靴を服よりも暗くすれば良い、という具合に。
また、プライベートでレジャーを楽しむ時は、下半身を明るくする事で、軽やかなオヤジを演出できるという訳です。
ポイントは、上下を比較した時にどちらがより明るいか?暗いか?という事。シンプル、簡単ですよね。
この上下の明るさをコントロールするだけで、自分の印象コントロールも上手くいく様になっていきます。ぜひ、お試しください。そして、次回はこの明るさについて、もう一つのポイントをお届けしようと思います。今回と次回のノウハウを使えば、装いはかなり自分のものになってくる実感が湧くと思います。お楽しみに。