「なにも考えてこなかった」から始める大人ファッションの第一歩となる3つのポイントとは?
- 2017/02/06
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私はかなり田舎で育ちました。それはもう、素晴らしい自然に囲まれたところです。JRで標高が1番高い駅のあるところ、と言えば分かる人は分かると思います。空気は綺麗で、しかも少し薄いので、スポーツ選手のトレーニング場所としても良く使われるくらいの場所です。さらに、標高が高いので天体観測にも適しています。ですから、国立の天文台までもそこにはありました。
川に魚を獲りに行くには、釣竿もいりません。手掴みで捕まえますし、学校に通う道端には、木の実が沢山あって、それを食べながら歩いたものです。冬は寒く、場所によっては-20度にもなると言われるほどです。そんな、ワイルドな環境で野生児の様に育ちました。
、、、今回、なんの話をしているか分からないですよね。それくらい、私はファッションとは別世界の、ファッションなんて考えなくても幸せで充実した生活を送ることのできる場所で育ちました。
そこから大学生になって東京に出てきて、ファッションをどうにかしようと思う様になったのです。住からにはその場を楽しもうと思った、田舎者の自分は必死でした。渋谷や下北沢、吉祥寺、原宿、新宿、代官山、青山などなど、お洒落だと言われる街を歩き回り、お店にとにかく入っては服を物色して、ファッションを身に付けようとしました。
なんでファッションなのか?といえば、見た目が変わることで周囲の反応も変わったからです。お洒落で楽しそうな格好をすれば、お洒落で楽しそうな友達が声を掛けて遊びに誘ってくれるし、真面目できちっとした格好をすれば、大学の教授は一目置いてくれました。
そこから先の中身は、もう相手との関係がある程度出来ていますから、なんとか後追いでもやってきました。そうやって、私は見た目から自分の世界を広げて行くことを覚えたのです。それは、とても刺激的な、まるでマジックの様な変化でした。この頃の経験をベースに、その後のファッションの専門学校で学んだこと、アパレルでさらに学んだことから、私の様なマジックの様なファッションの変化を体験し、より豊かな人生を楽しんでいただく為に体系化したのが、私のファッションマジックなのです。このファッションマジックでお届けするファッションの内容は多岐にわたるのですが、そのスタートとなるポイントというのは、実はとてもシンプルです。物事というのは、突き詰めていくと何でもシンプルになるものですね。
そこで、田舎にいた私の様に、ファッションなんて「何も考えてこなかった」男性が、例え大人になった今からでも始められる、大人のファッションの第1歩となるポイント3つをお届けしましたいと思います。
全身鏡で、毎日自分を確認する
私がファッションで変わる為にした事の第一歩は「どこを変えると、印象がどう変わるのか?」という変化を知る事でした。その為には、自分を見なければなりません。その為の全身鏡という訳です。
毎朝、1日をスタートする為の服を着たら鏡で必ず確認して、自分がどんな雰囲気になっているかを確認しましょう。私はもちろん、今でもやっています。自分自身というのは、内面だけでなく外見であっても、なかなか分からないものです。だからこそ、ちゃんと鏡で確認する事が大事なのです。
最初は、鏡を見たところでなんの印象も湧かないかもしれません。「オレがいるだけだな」そんな思いしかないかも。でも、これを毎日続けていくと、自分が少しずつ見えてきます。
こうやって自分が客観的に見えてくる事が、ファッションにはとても大事です。鏡で自分を確認するという事を習慣化出来ているというのはつまり、自分の外見を客観視できる視点を持てているという事です。これは、ファッションを楽しむ上でとても大事で基本的な視点なのです。
プライベートで革靴を履く
年齢は大人の男性でも、私服は学生の頃のまま、なんて方は結構多いものです。特に仕事でスーツを着る男性で、ビジネスシーンではスーツでバッチリでも、プライベートはさっぱり、なんてあなたの周りにもいないですか?そういう場合、スーツではそれなりに見える革靴を履いていても、プライベートの靴はスニーカーである場合が少なくありません。どうしてか聞けば、「楽だ」なんて答えが多いですね。
しかし、それでは大人のファッションを「簡単に」お洒落にするのが遠のいてしまうのです。大人らしいファッションを作っていくには、大人らしくポイントを押さえた着こなしをしたいものですね。そのポイントとなるのが、足元なのです。
イメージの土台となるのは、文字通り人間の土台部分に当たる足元なのです。つまり靴ですね。どんな印象の靴を履いているかで、その人の印象の土台が変わってきます。カジュアルな靴を履いていれば、カジュアルな印象になりますし、きちっとした印象の靴を履いていればきちっとした印象が土台となるのです。そこで、大人らしい印象を与えやすい靴といえば、「革靴」なんですね。革靴を履いておけば、ズボンや上着が多少カジュアルでも、きちっと感が印象の土台となるので、子供っぽい印象を与えにくいのです。
ですから、プライベートでも履く革靴を持っておくと、大人のカジュアルスタイルを作りやすいのです。大人のファッションがなかなかキマらないなと思っている男性の方は、ぜひ試してみて欲しいと思います。もちろんこれは、ビジネスで使う様なかっちり過ぎるものでなくて良いです。シンプルな方が良いですね。黒よりも濃い茶色の方が良いでしょう。そういう革靴を持っておくと、とても重宝するものです。
靴下に気を付ける
イメージの土台となるのが足元ですから、靴と合わせて靴下も重要です。靴だけ良いものなのに、靴下がボロボロだったり、変な柄だったり、カジュアル過ぎると勿体無いのです。この靴下だけで、全ての印象が台無し!なんて事さえあるから、気を付けたいものです。
大人のファッションを考える上で、靴下は基本的に目立たない様にするのが望ましいと言えます。ダメ過ぎて目立つのも、お洒落を気にし過ぎて派手に目立つのもあまり宜しくありません。上質で、綺麗なものを履きたいものです。特に日本では、室内で靴を脱ぐ機会があります。この時に穴あきだったり、毛玉だらけの靴下
が見えてしまうなんて危険があるので、やはり良いものを履いていた方が良いですよね。
これが、ゼロから始める大人ファッションの第一歩です。ここから固めていくことで、自然にその他のズボンや上着にまで意識が向くようになります。この順序で着こなしの意識を作っていくと、間違いが少なく済むのです。ポイントは「自分の見た目を客観視すること」そして「着こなしの土台となる部分からスタートすること」です。さて、最後に大事なことをお伝えしておきましょう。これはファッションの本質に関わる部分です。この最後の大事なこととは「どんな人間でありたいかを具体的にイメージする」ということです。未来の理想の自分をイメージするのです。このイメージを持つことで、今回の3つのポイントはさらに効果的に大人ファッションを上達させます。
これはとても基本的なポイントなので、いまファッションを楽しんでいる方も、一度復習を兼ねてチェックしてみることをお勧めします。