退職間際のOLには十分な配慮を
- 2016/10/21
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OLにとって退職間際は大事な時間
定年を待たずに途中で会社を辞める人はたくさんいます。終身雇用が崩れたといわれる現在では、当たり前の光景にもなっています。
さて、退職に向けて残っている有給休暇を消化する人もいれば、最後の出勤日が退職日の人もいます。有給消化に入っている期間は、まだ会社の一員であることに変わりありません。しかし、退職日を待つのみの有給休暇中は事実上仕事とは無関係です。従って、最終出勤日の行動が退職日と同じ行動になります。
最終の出勤日の行動といっても、会社によって、人によって違いがあるでしょう。
・いつもと同じように仕事をして帰る
・社内や外部へのあいさつ回りで終わる
・デスクの片付けなどで時間をつぶす
・何もしない
最終出勤日の扱いを特に決めていない会社の場合、ある程度の時間までは普通に仕事をするものだと周囲は思っているかも知れません。
しかし、今日で最後のOLさんにとって、この日は大事な日なのです。
・最後の日だからいつも以上にしっかりと働く
・最後の日だから有形無形の忘れ物がないように動く
・最後の日だから気分は無職
主にこの3つの意味で、OLにとっての退職間際は大事な時間なのです。
仕事に誇りを持っている女性や責任感の強い女性ならしっかりと働くパターンでしょう。同様に、後に禍根を残したくない人なら物理的にも対人的にもけじめを付けて回ります。
退職者への仕事は早めに済ませておく
例外的なケースかも知れませんが、会社勤め最後の日には仕事をしないOLがいます。尤も、これはOLに限った話ではないでしょう。しかし、OLは割りとはっきりとしています。
「私、今日で退職なんで仕事したくないんですよ」
ある大企業での出来事です。いつものように隣の部署へ書類の処理を依頼しにいった男性社員は、担当の女性社員からこういわれました。辞めるなんて聞いてないし、聞いてたって今日はまだ仕事時間中だろと思ったものの、口には出さずに別の人に頼んだのでした。
「うるさい!今日で辞めるんだから関係ない」
ある中小企業の部長が部下のOLから浴びせられた言葉です。昼過ぎに、書類の入力を頼んだところ返ってきた反応です。
普段から仲の良かったOLからの反撃にたじろいだ部長ですが、この部長、実は横柄な人柄が社内でも不評を買っていたのです。OLの反応はそのせいだったかも。
「私の仕事は昼までだからね」
いつものように書類を抱えている営業マンたちを見ながらの言葉です。この調子では、午後からも書類が回ってくるなと察知した最終日のOLさんが先手を打ったのでした。午後になって慌てないようにという気遣いでもあります。
賛否両論あるでしょうが、ことの是非はともかくとして、実際にこのような言動をするOLさんは存在します。万が一、遭遇したときに慌てないためには、退職情報をチェックしておくことと、退職日が近づいたOLさんに仕事を回さないといけない状況をつくらないことです。
「あなたの頼みならやってあげるよ」
本日限りなのですでに営業終了していますというOLさんでも、特定の人物からの以来には応じるケースがあります。普段からの関係性がモノを言うのは人間社会ならではです。
いろんな意味を込めて、OLにはやさしくしましょう。