読書だけで日本のトップエリートになれるワケ
- 2017/11/10
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日本人の読書習慣
ある統計によると、8割以上の日本人は、「月に一冊も読書しないか、読んでもせいぜい月に一冊」だそうです。さらに、驚くことに「月間の読書量と年収」は比例していたりもします。つまり、「月に3~4冊読むだけ」で、少なくとも日本においては上位10%のエリートになれるという計算になります。
巷には、沢山のビジネス書が溢れています。「年収1,000万円を稼ぐための仕事術」「バカでも年収1,000万円」など、現代のビジネスマンは、こうした「楽に読めるハウツー本」に頼りがちですが、先ほど述べた「月に3~4冊」ほどの読書習慣があれば、次第にこれらのハウツー本には、「同じことばかり書いてある」「何だか表面的だな」ということに気付くはずです。つまり、視点が変わらないのです。年収をアップさせるには、これらのハウツー本よりも「上位の概念」を扱った専門的な本を読んだ方が「知識の幅」つまり視点の多さがあれば、ビジネスチャンスやピンチに気づくことができます。
大量の知識を求めると「頭でっかちになる」のウソ
読書を毛嫌いする人の多くは「本なんか読んでも金が儲かる訳でもないだろ」といった考えを持っているケースが多いようです。また、「知識ばっかり大量に仕入れる奴よりも頭が切れる奴の方が稼いでいる」「知識ばかりを追い求めている奴にロクな奴はいない」という偏見もあるようです。日本はまるで「読書するやつはバカ」とでも言わんばかりに、読書家が否定されています。
しかし、それでもやはりエリートになるため、年収を増やすため、しいては人生を充実させるためには「大量の知識」は必要だと言わざるを得ません。例えば、多くの人は仕事に必要な知識は猛勉強するはずです。有資格者を配置しなければならない事業所に勤務する人ならその資格を取得するために専門書を読みますし、プログラマを目指す人ならプログラミングに関する勉強をするはずです。
この様に、何らかの目的のためには皆「読書をしている」ものです。しかし、残念ながらその多くは、就職のためだったり、会社から命じられて読んだりと、人のための読書だったりします。つまり、人に強要されなければ本を読むという発想がないのが残念でなりません。
アイデアは降ってくるという幻想
アイデアとは、「知識と知識の組み合わせ」とも言えます。こう聞くと、「何を当たり前のことを」と思えるかもしれませんが、日本人の多くは、「組み合わせる知識の量」が圧倒的に不足している状態でアイデアを生み出そうと努力してしまいます。例えば「仕事で何か新しい企画を考えなければいけない」という状況に置かれても、机の上で唸りながら、ひたすら「ゼロからアイデアが降ってくる」のを待っていたりします。3時間も4時間もうなり続けるくらいなら、本を2~3冊読んで新しい知識をインプットした方が、新たな視点が得られ、思考のサイクルが早くなるはずです。