ベテラン営業マンほどやりがち?相手に嫌われる無作法
- 2017/05/13
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どんな仕事も慣れてきた時期が要注意
どんな仕事も、最初は誰もが新人です。そして新人の頃は新人らしく礼儀正しく振舞うものですが、20年、30年と、人に対する礼節を維持出来ている営業マンは意外と少ないものです。社内での勤務であれば、人間関係に慣れ、多少くだけた接し方をしても社内の人間関係なので大した問題にはなりません。職場で同僚同士が馴れ馴れしくなるのはごく自然なことと言えます。では、営業マンはどうでしょう。営業は基本的に社外の人とのコミュニケーションが重視されます。新人の頃は「緊張して名刺を渡す動作もぎこちない」といった人でも、10年20年と続けていれば、立派なビジネスマンとして堂々とした振る舞いを見せるものです。しかし、営業という仕事は「毎回が初対面」の連続です。昨日まで許されてきた振舞いが、今日も同じ様に相手を不快にさせないという保証はありません。よく、ベテランと新人のペアで商談に来た営業マンと対面して、「元気で礼儀正しい新人に比べてベテランの方は何だかイケ好かないな」と思った経験はないでしょうか。ここでは、ベテラン営業マンほどやってしまいがちな、相手を不快にさせる振舞いをいくつか紹介します。「自分は大丈夫」と思っている人ほど、これを機会に一度見直してみてはいかがでしょうか。
携帯電話の着信を気にする
忙しいビジネスマンほど、よく携帯が鳴ります。そして「携帯がよく鳴る自分」を心のどこかで誇らしく思っていないでしょうか。取引先との打合せ中でも、こうした心理が見え隠れするものです。相手と話している途中、携帯が鳴り、相手から「どうぞ」と応答を勧められても「いえ、大丈夫です」と、電話に出ないことで気を遣っているつもりになっているかもしれませんが、その後、何度も着信が入り、点滅する着信ランプに視線がチラチラ散漫している姿を見た相手には「携帯が気になっているな」と、すぐに伝わります。意外とこれを不快に感じる人は多いことを知っておきましょう。本当に相手との打ち合わせを優先するなら、そもそも携帯電話の電源を切っておくべきでしょう。
露骨に高級品を身に着ける
また、身だしなみを大義名分に、取引先との打合せや商談の席でロレックスを着けて行ったり、自家用車で相手を迎えに行く際、高級車で乗りつけるなどの行動も、褒められたものではありません。こうした見栄や背伸びは、20代までなら「若くして稼いでいる自分をアピールしたいんだな」と、微笑ましく思われて許されるものですが、30代以降は恥ずかしいのでやめた方がよいでしょう。
自慢話を盛り込む
慣れ親しんだ相手でも、自社や自分自身の「仕事の功績」などを自慢する様な発言をしない様に注意するのも大人のマナーです。よくありがちなのが、同業者同士の会話で、「売上成績」「過去の武勇伝」を語るケースです。自慢話は同業者にしか伝わらない内容が多いため、自己顕示欲を満たしたくなる気持ちは分かりますが、仕事にプライドを持つことと自慢話に酔うこととは違います。