これが正しい口臭を発散させる細菌との闘い方
- 2018/03/06
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しつこい口臭は細菌を疑う
口臭は内臓や耳鼻咽喉にかかる疾患が要因となっている場合もありますが、そうでない人でも発することが多いものです。
ニンニクなどの食べたものそのものに由来する臭いもありますが、それは一過性のものでしかありません。
ここでは口腔内に生息している細菌が歯垢や舌苔などと反応して発する厄介な臭いとの関わり方について触れてみます。
いつまでも染みついているような口臭に延々と悩んでいるようでしたら、口内に臭いを発する細菌が棲みついていることが考えられます。
でも、人間にはそもそもそんな細菌に対抗する機能が備わっています。
それが唾液の働きであり、これを活発に分泌させることが基本的な対処になります。
そして細菌の棲みづらい環境整備を行えばダブルの効果が出るのです。
・細菌に由来する臭いの成分
口腔内に常駐している細菌が発するガスは、いろいろな揮発性硫黄化合物が混合されたものです。
硫化水素は卵が腐ったような臭い、メチルメルカプタンは野菜の腐ったような臭い、ジメチルサルファイドは生ゴミのような臭いがします。
これらを集めた臭いですから、かなり強烈な臭いとなるのも納得出来るでしょう。
唾液の対細菌攻撃力を引き出す
・唾液の役割を知る
唾液には、様々な役割があります。
食べたものに水分を補填して咀嚼しやすくし、また飲み込みやすくもさせています。
口腔内に唾液が十分満たされていないと、食べたもののカスが残りやすくもなります。
唾液と一緒に細菌も飲み込ませてくれるのです。
抗菌作用もあり、擦り傷をした時にとりあえず唾液を付けたりするのもそのためのことなのです。
また、酸化して細菌が繁殖しやすくなった環境を中性にする働きもあります。
・唾液の分泌を促す
唾液の分泌が少ない人は、咀嚼運動が少ない結果であるとも考えられます。
唾液は咀嚼することによって分泌されますので、顎や舌の体操をして唾液腺を刺激する方法は効果的です。
大きく口を開けたり閉じたりの上下運動だけでなく顎を前後左右にも動かします。
舌も口から外に出し同様に上下前後左右に大きく動かすことです。
よく噛んで食べる、柔らかいものばかりを食べないなど食習慣を改善することも求められます。
・水を飲む
口腔内がドライマウス傾向になっていれば、急には唾液の分泌は促されにくいものです。
とりあえずは口の中が乾燥していると思ったら、水分を摂取することで細菌を洗い流せます。
ただしお茶やコーヒーでは、利尿作用で唾液の分泌を抑制させてしまいます。
出来れば、アルカリイオン水が酸化した口腔内を中和してくれますのでおすすめです。
細菌が棲みづらくなる環境整備をする
細菌が好む歯垢などが溜まらないようにその原因物質を洗い流したり、擦り落としたりも大切です。
・歯間ブラシを使う
細菌を減らすためには、細菌が繁殖しやすい歯垢を溜め込まないことも大切です。
歯磨きは口腔内の食べかすの掃除には有効ですが、通常の歯磨きだけではなかなか歯垢までは防げないものなのです。
そこで歯と歯の間の歯ブラシでは落としにくい部位のために歯間ブラシを使うと効果的になります。
・歯医者に行く
いくらケアしたつもりになっても歯垢はどうしても避けきれるものではありません。
そこで定期的に歯医者に行って歯垢を取ってもらうべきです。
・舌苔のケアは難しい
舌の表面のつぶつぶの中に白っぽい垢が溜まっている場合も口臭の原因になります。
しかし、これを除去しようと歯ブラシで擦り落とそうなどとすれば、舌の表面を傷付ける恐れもあります。
そうすれば逆に症状は悪化することも考えられます。
よほど気になるほどであれば、舌クリーニング機能の付いた電動歯ブラシを使うのがおすすめです。