痩せるためには不必要?40代オヤジの朝食の考え方
- 2018/04/12
- ボディメイク
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朝食抜きは善か悪か
ダイエットに関する有名な格言として「朝は王様のように 夜は奴隷のように」という言葉があります。これは朝食から夕食に掛け摂取カロリーを少なくしていくという意味で、一日の食事のうち夕食が最も低カロリーな内容となることを指しています。朝食はその後に体を活発に動かすで脂肪にはなりにくいですし、逆に夕食後はもう寝るだけですからあまりたくさん食べない方が良い、というのがこの理屈の背景にはあります。
一方で、ダイエットでは一日のトータルのカロリーを下げることがとにかく最優先されるべきなのだから朝食は可能であれば摂らなくても良い、という考え方もあります。
全く相反する内容ですがそれぞれ理屈は通っていますよね。では、果たして朝食はしっかりと食べるべきなのか。それとも抜いた方がいいのか。どちらが正解なのでしょうか。
今回はダイエットに適した食事回数や方法について解説していきます。朝でも夜でもどかっとまとめ食いするのは必ずしも正解ではないのです。
食事回数低下に潜むリスク
一日三食食べている人が朝食を抜き、単純に一日に二回の食事となった場合どのようなリスクがあるのでしょうか。
食事回数が減ったにも関わらず摂取カロリーは同じだった場合、実はより太りやすくなる可能性が高いのです。
相撲取りがその代表格ですが、彼らは一日に二度しか食事をとりません。摂取カロリーが同じであれば食事回数は少なければ少ない程脂肪を合成しやすいのです。これは人間が食糧難だった時代にそれでも強く生き残るための肉体の進化の結果と言えます。いつでも何でも食べられる現代では想像する事すら難しいのですが、大昔は「食べられる時に食べ、余ったエネルギーは脂肪というタンクに貯蔵しておく」という能力がとても大切だったのです。
トータルのカロリー量が一番の問題
朝食抜きはあくまでもトータルの摂取カロリー量を低下させるためのテクニックとして活用しなくてはいけません。単純に朝食分のカロリーがカットされる生活を続けられるのであれば体脂肪はその分減少するでしょう。
逆に夕食を軽くするという方法についても同じようなことが言えます。「朝食ならどれだけ食べても大丈夫」と考え、一日の摂取カロリーが大幅に増えてしまうと結局体重は減らないのです。日中も脂肪の合成はそれなりに進みます。結局一番大切なのは食べるタイミングではなく、食べる総エネルギー量の方だということです。
筆者は昔、毎朝カツ丼を食べ、晩ごはんはサラダしか口にしませんでしたが結局対して痩せることはできませんでした。
間食は血中アミノ酸濃度を意識する
これまでの説明は、裏を返すと「摂取カロリーが同じなら食事回数は多い方が良い」という意味でもあります。食事回数を多くすることで血中の栄養量(アミノ酸濃度)や血糖値が安定します。実は人間が空腹を感じる理由は胃の内容物が空になったからではなく、血中の栄養素が枯渇したからなのです。つまり血中の栄養素量を空腹を感じるギリギリラインにキープすることができれば空腹はかなり効率的に抑えられるわけです。
現実的にはリアルタイムで血中の栄養素の状態を知ることはできませんが、食事回数を多くし効率よく間食を摂ることはダイエットにはとても有効です。
アミノ酸は元々はタンパク質。そしてアミノ酸は糖新生によって一部は糖にも姿を変えることができます。
具体的にはタンパク質系の食品やプロテインスナック等を2時間おきに少量ずつ摂取しましょう。脂質が多い物は極力避けます。
そして一日最後の食事は就寝の3時間程前。つまり空腹を感じるかどうかギリギリのタイミングで摂ります。
タイトで綱渡りのような食事プランですが、慣れてしまえば摂取カロリーを減らすのにとても有効となるのです。