流行りのダイエット法は全てNG?その理由を解説します

  • 2018/01/19
  • ボディメイク
  • 317view
  • 加藤薩樹
タグ

生酵素ダイエットはアホのすること

生酵素ダイエットはアホのすること

流行っては消え、流行っては消え。ダイエット系ビジネスは確かに女性からも男性からも注目を集めますしお金になります。ですから効果は二の次でどんどん目新しくインパクトのあるダイエット法が登場するわけですが、中でも「生酵素ダイエット」と呼ばれるダイエット方法を見た時はあまりの馬鹿馬鹿しさに筆者は爆笑してしまいました。そして、その生酵素ダイエットを一生懸命実践している人がかなり多いと聞いて、この日本におけるダイエットやフィットネスのレベルの低さに頭痛を覚えたのです。

そもそも「酵素」というのはタンパク質でありアミノ酸です。それ以上でもそれ以下でもありません。体内ではたくさんの酵素が作られそのお陰で我々の肉体は栄養素を効率的に利用する事ができています。酵素は人体にとって必要不可欠な存在と言えるのです。

ただ、問題はその酵素を経口摂取して同じ効果を得られるのかどうか、です。前述した通り酵素はアミノ酸です。アミノ酸は胃や腸で消化されるとバラバラに分解され小腸で吸収された後肝臓を経て全身にばら撒かれます。つまり、酵素として摂取する事に全く意味はないのです。肉や魚、牛乳や大豆として摂ってもほとんど同じことです。

また、生酵素の「生」とは一体なんなのでしょうか。加熱されていないという意味でしょうか。これにも全く意味はありませんね。肉も魚も加熱して食べる事が多いと思いますがそれでタンパク質が別のものに変性してしまうという事はほとんどありません。焦げる程加熱すれば別ですが。

おそらく、酵素酵素と呪文のように唱えながら酵素を崇めている人というのは酵素が何なのかをよくわかっていないのでしょう。酵素には基本的に全て名前がついています。しかし、酵素ジュースのような市販されている酵素ダイエット用食品には酵素の種類はほとんど記載されていませんね。不思議なものです。おそらくアホしか買わないからでしょう。

 

セブンデイカラーダイエットはオシャレなだけ

セブンデイカラーダイエットはオシャレなだけ

海外の芸能人が行っている事から日本でもブームとなっているセブンデイカラーダイエット。その名の通り、食べ物を7種類の色に分け、曜日ごとにメインのカラーの食材をだけを食べることで一週間トータルの栄養バランスを整えようという考え方に基づいています。

欧米人の一部では確かに食生活が偏りまくっていますから、それをある程度補正するためにはこのような方法も良いのでしょう。しかし、日本で同じような問題を抱えているという人はあまりいないのではないでしょうか。

そもそも食材には「食べ合わせ」という概念があり、同時に食べるからこそ栄養素の相乗効果が得られます。例えばタンパク質は必須アミノ酸をどの程度バランス良く含有しているかの指標に「アミノ酸スコア」という物差しがありますが、これは仮に単独の食品ではあまり高くなかったとしても、複数の食材を一緒に食べる事で高いアミノ酸スコアを成立させることが可能となるのです。

だいたい食材を色分けして食べることと、痩せることの因果関係が良くわかりません。食べ物を7色に分けることにオシャレ感を覚えるかもしれませんが、専門家からすると「だから何なの?」と感じざるを得ないのです。

 

梨ダイエットはリバウンド率99%

梨ダイエットはリバウンド率99%

少し時期を過ぎてしまいましたが、秋になると流行るのが「梨ダイエット」です。その名の通り、梨を毎日食いまくってその分別の食品量を抑えるという方法なのですが、あまりにもバカ丸出しなので論評する気にもなりませんね実際。

別に梨が異常に好きなのであれば構いませんが、仮に梨ダイエットで減量に成功したとしてその生活を続けられるのでしょうか。多くの人が梨ダイエットの末期になると「もう梨を食べたくない!梨ダイエット早く終わって欲しい!」と感じるはずです。つまり梨ダイエットが終わった途端、梨を食べなくなるわけですから元の食生活に戻ります。食生活が戻るのですから体型も元に戻ります。単に特殊な体験をした人、というだけの結果しか得られないわけですがそれで何か嬉しいのでしょうか。筆者には謎です。

この記事の作者

加藤薩樹
加藤薩樹
フィットネス関連の記事をメインに執筆させて頂いております加藤と申します。トレーニングテクニックやサプリメント等々、全て自分で実践しハッキリと効果を体感できた情報だけを皆様とシェアしていきたいと考えております。 体が変われば心まで変わります。そしてハッキリ言ってモテるようになります!私の記事が皆様の充実したオヤジライフの一助となれば幸いです。宜しくお願い致します。
up 加藤薩樹
加藤薩樹

週間アクセスランキング

    ページTOPへ
    ページTOPへ