新人が出世部屋に入寮というニュースが流れるがほんとに出世する?
- 2019/01/23
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出世部屋は出世する?
1月に入り、新人選手の寮入りのニュースが続々と流れています。
そしてそんな新人選手の中には、大物選手がいた「出世部屋」が与えられたという選手も。
ただしもちろん、出世部屋が与えられたからといってその選手も出世をするとは限りません。
ここではルーキー時代に出世部屋に入寮したとニュースで伝えられた選手、そしてその選手のその後をご紹介したいと思います。
ジャイアンツ寮の308号室
ジャイアンツ寮の308号室は、内海哲也選手や木佐貫洋選手が使用していました。
内海選手はかつて左腕エースとして優勝に貢献し、木佐貫選手も新人王を獲得した選手です。
そのため後にこの部屋を使うことになった岡本和真選手・桜井俊貴選手・吉川尚輝選手が入寮した際には、出世部屋に入寮したと報道をされています。
3選手のその後を追ってみると2018年に岡本選手は4番打者として大ブレイクし、吉川尚選手も広い守備範囲を武器に存在感を現しています。
ただ桜井選手に関しては入団以降これといった活躍が出来ず、2018年も一軍登板なしに終わっています。
岡本選手・桜井選手・吉川選手はいずれも1位指名の選手だけに、球団も意図して308号室を割り当てているのではないでしょうか。
大野寮の104号室
広島東洋カープの大野寮。
その104号室はメジャーリーガーとなった前田健太選手や、最多勝を獲得した野村祐輔選手が使用していた部屋です。
そのため後にドラフト1位の大瀬良大地選手・加藤拓也選手・中村奨成選手がこの部屋に入寮した際には、出世部屋として報道をされています。
大瀬良選手は2018年に15勝をマークしエース格に成長。
加藤選手は2年で通算1勝と、大卒ドラ1としてはやや物足りません。
中村選手もまだ1軍での実績はありませんが、高卒入団でルーキーシーズンを終えたばかりのこれからの選手です。
なお今年から同部屋には、2018年ドラフト1位の小園海斗選手が入居したと報じられています。
若獅子寮の13・14号室
清原和博選手、松井稼頭央選手、松坂大輔選手、涌井秀章選手、菊池雄星選手・・・。
そんなレジェンド級の選手が使用していた部屋が、埼玉西武ライオンズ若獅子寮の13・14号室。
その号数からもわかるように、この部屋は壁を壊して2部屋を1部屋にした広大なスペースとなっています。
西武では高卒ドラ1にこの部屋を与える歴史があるようで、現在若手の高橋光成選手と今井達也選手もこの部屋で過ごしたことがあります。
高橋選手はプロ入り4年で14勝、そして今井選手は2年で5勝を挙げています。
ここまでは2人とも、まずまず順調な様子。
またこの部屋は現在、2018年ドラフト2位の渡辺勇太朗選手が使用をしています。
ただ現在の若獅子寮は取り壊しが予定されており、6月には新設の寮に移るとのこと。
そのため、渡辺選手が最後の住人となります。
泉犬鷲寮の10号室
東北楽天ゴールデンイーグルスの泉犬鷲寮10号室。
この部屋はかつて日本でレジェンド級の活躍をし、現在はメジャーでプレーをしている田中将大選手が過ごしていた部屋です。
そんな10号室には森雄大選手、藤平尚真選手とやはりドラフト1位の選手が入居をしています。
森選手はプロ入り6年で通算3勝とまだそれほどの実績を残せてはおらず、藤平選手は2年で通算7勝を挙げています。
2人とも高卒入団だけにまだ若く、これからの飛躍が期待されます。
なお同部屋は現在、2018年ドラフト1位の辰巳涼介選手に割り当てられています。
出世部屋はドラ1部屋?
順調に成長している選手・伸び悩んでいる選手・まだこれからの選手・・・。
出世部屋に入居した選手でも、その後の動向はさまざまです。
また出世部屋と呼ばれているような部屋は、ドラフト1位の選手に割り当てられているケースがほとんど。
1位の選手はポテンシャルも必然的に高いので、「出世部屋」のからくりもそのあたりにあるのかもしれませんね。