天皇賞秋2017 ぶっつけ本番のG1馬が1番人気の年はヒモ荒れ
- 2017/10/22
- ライフスタイル・娯楽
- 417view
- 競馬/競艇/競輪
- ギャンブル
- 予想
- 競馬
- 競馬場
- 馬
- 馬券
キタサンブラックの復調ぶりで左右される秋の盾
宝塚記念でよもやの敗戦を喫し、秋の海外挑戦も白紙に戻ったキタサンブラック。
当欄では、大阪杯、天皇賞春が想像以上の激戦だったためのガス欠とにらんでいるが、本格化以降では初めての大敗後であり、その動向には直前まで注意を払いたい。
さてその復帰戦となる天皇賞秋であるが、正直、いまのキタサンブラックにはあまり向いていない舞台だろうと思う。
折り合いに全く不安がなく、抜け出してからもスピードが落ちないのは、ステイヤーならではの長所。
たとえあの能力が初めから備わっていたものでないとしても、いまは適性全体が長距離戦へとシフトしているとみるべきだ。
そういう馬が過去幾度も府中のスピード決着に切れ負けしてきた。
はたしてキタサンブラックは…。
ヒモ荒れの訳は人気馬がしっかりしないから
とはいえ、ここ20年で「秋天1番人気が春以来のぶっつけ本番」だった年は5回あり、その成績は【3101】とかなり優秀である。
ぶっつけでG1を狙うと宣言する以上は、仕上げに抜かりは見せられない(叩き台じゃ怒られる)だろうし。
これに対してちょっとふがいないのは、続く2、3番人気の方であり、該当する10頭のうち7頭が馬券圏外に沈んでいる。
さらにしぼると7頭のうち5頭が
▼ぶっつけあるいは毎日王冠以外の間隔の空いた前哨戦を経由
していることがわかる。
この中にはファンの間ですっかり「既定路線」として定着した札幌記念組も含まれてしまう。
ローテが特徴的な2、3番人気に、あまり馬券妙味がないことは覚えておきたい。
やはりスーパーG2組を上位に取りたい
馬券の中心となるのは「毎日王冠」組である。
「1番人気ぶっつけ」の年は毎回必ず毎日王冠組が絡み、それでいて配当はかなりおいしい感じ。
もし毎日王冠勝ち馬にも人気がかぶったら、負け組からも馬券を仕込みたい。大敗はもちろんダメだが、掲示板にさえ乗っていれば、本番で巻き返す可能性は十分にあるからだ。
西のG2・京都大賞典と中山のG2・オールカマー組は、はっきり消しでよい。
秋天は宝塚記念以外の距離短縮組では獲れないレースである。
幾多の名マイラーが盾を奪取したように、府中の大箱2000は純粋なスピード比べの舞台なのだから。
今年の登録メンバーでおもしろいのは
まず毎日王冠組から。
勝ち馬リアルスティールはBCと両にらみ。出れば堂々の2番人気候補だろう。
それより妙味がありそうなのが、2着サトノアラジン、3着グレーターロンドンの2頭。どちらもスピード十分のマイラー組でありながら、人気はG1馬たちの後になるだろうから。
今年の札幌記念はとにかく「デキの良さ」「順調度」が問われた1戦でローカル競馬の域を出ない。
それならキタサンと同じぶっつけ組のネオリアリズム、サトノクラウン両G1馬の方がおもしろそう。
ちなみに週末が雨模様の時は、シャケトラ、ヤマカツエース、レインボーラインらにも注意が必要だ。