エリザベス女王杯2016 連覇狙うマリアライトを刺す「3本の矢」
- 2016/11/04
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絶対女王に黄色信号?
昨年の女王、マリアライト(牝5・美浦・久保田厩舎)の状態が上がらない。
もともとこの馬はたたいて良くなる傾向にあるし、主戦の蝦名騎手も辛口で有名。
しかしそれにしても陣営のコメントは「超・慎重」に終始し、思ったほど上積みがないのも確かなようだ。
昨年から女王杯、有馬記念、宝塚記念と中距離の王道路線を歩み続け、結果を出してきたその「反動」が、ここへきて影を落としている可能性もある。
さあそうなると、今年は女王に一矢報いる馬が出てきてもおかしくないゾ。
第1の矢・クイーンズリング
まずは前走で府中牝馬Sを快勝した、クイーンズリング(牝4・栗東・吉村厩舎)。
勝ち星がマイル近辺に集中しており、一見すると距離に不安があるタイプと思われがちだが、昨年の女王杯(0秒3)も、また3歳時のオークス(1秒0)もそんなに負けてはいない。
軽重どちらの馬場にも対応可能で、ここへきて再度充実してきた印象。いや今がピークとも思えるパフォーマンス。
鞍上がだれになるかによっては、さらに面白い存在へ。
第2の矢・タッチングスピーチ
マリアライト同様牡馬との混合戦で揉まれてきた、タッチングスピーチ(牝4・栗東・石坂正厩舎)。
戦績を見て驚くのが春のローテ。昨年の女王杯以降、京都記念、産経大阪杯、目黒記念、宝塚記念と、牡馬も真っ青の王道を歩んできた。
それはこの馬への期待の裏返しでもあるが、さすがに春後半はガス欠状態。陣営もそれを認めた上で、秋の巻き返しを図っている。
3歳秋のローズSではG1馬ミッキークイーンを負かしており、秘めた実力は最右翼。休み明けさえ克服すれば、一発の可能性あり、だ。
第3の矢・アスカビレン
Sergei Bachlakov / Shutterstock.com
今夏最大の上がり馬といえるのが、アスカビレン(牝4・栗東・中尾秀厩舎)。
年明けは準OPさえ勝てずにモゾモゾしていた馬だが、6月8月と条件戦を連勝し、前走府中牝馬Sでは1頭だけ外から鋭い伸びを見せて4着に健闘。いかにも本番の外回りで面白そうな脚を披露した。
元はといえば、3歳時の秋華賞でも0秒3差の7着に走っており、あながち無理狙いでもないはず。
正直距離はやってみないとわからないが、無欲の内突きでも決まれば、3着候補には面白いかも。
古馬牝馬も世代交代の感あり
Henner Damke / Shutterstock.com
直前にショウナンパンドラ(牝5・栗東・高野厩舎)の引退が発表されるなど、牝馬戦線の主役は5歳馬から、ミッキークイーンらの4歳勢に移ろうとしている。
ここへ秋華賞を戦い終えた強い3歳勢が加わり、今年のエリザベス女王杯は大混戦模様。
各馬人気ほどの実力差はないと思われるので、せめて10番人気くらいまではしっかり検討して臨みたい。