匂いでオトコを引きつけるオンナ、確かにいる！

この話題を聞いてすぐに、思い出しました。

若い頃付き合っていた彼女とドライブに出かけたときのこと。

「ん？　オマエ今日、なんかいい匂いするんだけど」
「え？そうかなあ…やだ、化粧だよ化粧。気をつけないと他のオンナにだまされるよ〜」

…ええ、今でも女性にはだまされやすいですけど、オジサンの鼻は間違っていなかったんだ！
ありがとう、ロート製薬さん。あの時の胸のときめきは、ウソなんかじゃなかったんですね（もういいって）。

薄化粧なのに、そこはかとなく漂う若い女性のいい香り。
説明しろって言われても、変態チックになりそうではばかられていましたけど、そうかぁ、あのときの彼女の香りは「○○○○」という物質のせいだったんですね。

 

その名はラクトン、甘い香りの素です

ロート製薬さんによると、その香りの元となる成分は「ラクトン」と呼ばれる物質で、構造的には「炭素が環状になった」輪っこの形をした有機物なんですね。
昔、化学ではこういう物質いっぱい習いましたけど、香りがいいものが多いことだけは覚えていました。

ラクトンは自然界にもそのまま存在することが多く、動物のフェロモンなどもラクトンから構成されるといいます。
ひとくちにラクトンといってもその種類は多く、環につながっているものによって、名前が変わります。

今回女性の香りとしてピックアップされたのは、ラクトンC10とラクトンC11というもの。
実はこの2つ、あるものとおんなじような香りだというのですが、さあそれはいったい何でしょうか。

 

あえていえばピーチとココナッツの香り

実はその2つの香りというのが
▼ピーチ
▼ココナッツ
なんです。

うーん、ピーチはまだしも、ココナッツの香りというのは、実際にはちょっとなじみが薄いでしょうか。

よく「石けんの香りがする女性が好き」というボーイもいますが、このラクトンたちはその王道定番・石けんをはるかに凌駕する魅力をオトコに与える力があります。
たとえば石けんを100としたとき、ラクトンだと若々しさで4割アップ（147）、魅力度ではなんと7割アップ（174）するという調査結果も出ています。
まさに「石けんの香りがいいなんて、まだお子ちゃまですわ！」といわんばかりのラクトンパワーなんですな。

ただ、残念ながらこの女性ラクトンパワーは、いいところ20代でもう終了してしまいます。
年齢と共にだんだん減少するのではなく、30代でほとんど「消え去り」ます。なんと残酷な…。

その代わりに女性といえども無視できなくなるのが、オバサン臭、つまり加齢臭（2ーノネナール）です。
この加齢臭は逆に女性の魅力度を4割近く下げる（ってどうなっちゃうんだ？）といいますから、匂いのチカラ、侮るべからずです。

 

寂しい男たちの強い味方、それがピーチとココナッツ

もしオジサンのように車内がいつも独りで寂しいという御仁は、ピーチの香りの芳香剤なんて、いかがでしょうか。
そしてもし香りのショップなどに立ち寄ることがあれば、ぜひココナッツの香りってどんなものか、いい匂いのするオネエさんたちに聞いてみてください。

また、幸いにもそばに30代以上の女性がいてくれるというアナタは、この頃なぜか怖くて近寄る気にならないと嘆く前に、モモの香りの入浴剤、香水などを、さりげなくプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
でもそのとき、オマエの匂いが気になるなんて、絶対言っちゃダメですよ。

そうそう、香りに誘われて、ふらふらーっと若い女性についていったりするのも絶対ダメですよ。
「モモの香りを嗅がせて！」「本当のココナッツの香りを知りたいんだ！」なんて叫ぶだけで、即刻警察行きですからね。