新潟記念2016 春から活躍の1番人気馬は夏バテ寸前! 大穴は「東京経由」組だ
- 2016/08/27
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サマー2000シリーズの行方が決まる夏の新潟総決算
せっかく盛り上がっているところを申し訳ないが、どの陣営もサマー2000はおまけ扱い。狙って獲れる訳もなし、コツコツ着に入っていたほうがまだ堅実。
ゆえに、この新潟が夏2戦目、3戦目というご苦労な馬も出てくるのだが、そうは問屋が卸さない。
この重賞での禁句ワードは、ずばり「使いすぎ」。
あくまでフレッシュな夏馬だけが狙いどころとなる。
そうでなければ、こんなに1番人気が毎年討ち死にするはずがないのだ。
人気になるその「理由」を分析せよ
ここ10年で1番人気の勝利は一昨年の1回のみ。あとは3着にすら入っていない。
競馬で人気になる理由といえば、「格上と思われる実績」「前走で好走」「ハンディキャッパーに見込まれた」くらいだろうが、ここではそのどれもが消し材料となる。
つまり、
「春競馬でG1かそのトライアルG2に出走した」
「前走で同じG3重賞で連対した」
「まだ若いがハンデ56キロ以上」
「春から休みなく使われている」
こんな1番人気馬たちは、即刻ブッた切ってよい。
穴馬に共通するある「裏ローテ」とは?
ではどんな馬が穴を出すのか。
過去10年で10番人気以下で馬券に絡んだ馬は、最低人気で勝ったアルコセニョーラなど7頭。
その馬たちの春からのローテを調べると、
▼東京春条件戦を3戦→新潟勝ち→ここ
▼東京春OP勝ち→巴賞→函館記念→ここ
▼阪神春G3→函館記念→クイーンS→ここ
▼東京春OP→ぶっつけでここ
もちろん、G1は使っていない。
春の最終開催を使っておいて、少し休んでここに挑戦した馬と、春競馬→北海道シリーズで全く振るわなかった馬が余力残しでここを走るケースの2通りが面白い。
とくに新潟コースが左回りだから、春の東京経由組は特注ものだ。
ちなみにこれ以外だと「休み明け2戦目の重賞勝ち馬」も好成績。
これはおととし1番人気で唯一勝っているマーティンボロにも該当する。
サマー2000チャンピオンを本気で狙う陣営はない
キャンペーンというものは、お上が音頭をとって下々を踊らせるもの。
実際、夏の初めから自発的に「よーし、今年はチャンピオンを狙うぞ!」という奇特な厩舎はほとんどない。
よって、サマー2000の行方がこの馬の動向次第で決まる、という馬がもし出走してきても、基本的には「消し」スタンスでよい。
夏に重賞2戦を勝ち負けレベルに仕上げるのは、至難の業。
それは過去の消えた1番人気馬たちが証明してくれている。
馬主に3200万、厩舎に800万ばかりの賞金じゃあ、仮に馬がダメになったら元も取れなかろう。
新聞の提灯記事に踊らされないことだ。