アイビスサマーダッシュ2016 穴馬ファクターはダート経験でもダート血統でもない

  • 2016/07/23
  • ライフスタイル・娯楽
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  • のりき 夢丸
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歯を食いしばってスピードの極限値を競うレース

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とにかくまっすぐの新潟平坦芝コース1000Mを、走って走って小細工なしで1番にゴールへ駆け込めという「真夏の日本最速馬決定戦」。
一昔前は新潟適性だとか、枠順だとかに結果が左右される傾向もあったが、いまや次のスプリンターズSでも通用するレベルの純粋なスピードをもたないと勝負にならなくなってきた。
五輪の100M決勝もいいけど、こっちもなかなかの白熱ぶりなのだ。

 

 

最近は1番人気の成績がよい

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もう一度強調しておくが、生半可なスピード決着ではないので、ここ数年は勝つべき馬が勝つ、といった風情。人気馬がそのままくると思ってよい。
枠順に関しては、最後の最後に迷ったら外枠から買っておこう、くらいに考えたい。
今は1枠はともかく、2枠までに入れば馬券に絡むことができる。
もちろん、スプリンターズSでも勝負になりそうな馬が外に入ったら、不動の軸馬として相手探しに専念できる。

 

 

ダート血統と経験値は?

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さて問題は相手候補だ。
1番人気が強いからといって、2番、3番人気もいっしょにくるとは限らないのがこのレースの難易度を上げている要因。
条件戦の芝千直では、よく「ダート血統」「ダート戦からの転向馬」を狙ってみよ、という馬券術がはやされる。確かにそれが機能するときもあり、もはや千直はダート戦だ、と結論づける向きもある。
しかしもう一歩踏み込むと、なぜダート馬がここで穴をあけるのかが見えてくる。

それは「ダート戦のラップ傾向」だ。
前半怒濤の勢いでダッシュをかけ、後半はとにかく粘り腰。たいてい極端な前傾ラップを踏む。
これが、芝千直のスタイルにドンピシャなのだ。

 

 

そこでもうひとひねりしてみよう

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ダート馬を狙うのはよいが、怖いのは「やっぱりただのダート馬だった」というオチ。
そもそも馬に芝の適性がなければ意味がないし、また出走馬にダート実績馬がいないことだってありうる。

そこでひねり出したのが「ダート戦のような芝戦ラップ」を経験している馬たち。
もちろんご当地千直の経験があれば一番いいが、それでは過剰人気になってしまう。
代わりに穴で狙いたいのが「福島のスプリント戦を好走している馬」だ。
近年、このタイプの馬がバシバシ突っ込んできている。

10年 8番人気1着ケイティラブ テレビユー福島賞3着
11年 11番人気3着アポロフェニックス 白河特別勝ち
12年 7番人気1着パドトロワ さくらんぼ特別勝ち
13年 6番人気3着リトルゲルダ 河北新報杯勝ち
15年 9番人気2着シンボリディスコ 吾妻小富士賞、郡山特別勝ち

去年穴をあけたシンボリディスコは、福島2勝に加えて、千直2着経験あり、前走も福島で3着と、激走臭がプンプンする馬の1頭だった。

福島の芝1200こそが、真の新潟千直最強リンクキーワードだ!

この記事の作者

のりき 夢丸
のりき 夢丸
馬と日本酒と時代劇をこよなく愛するフリーライター。 モットーは「人の行く裏に道あり花の山」。 最近はドローンに興味津々の毎日。 競馬血統ブログ「ほぼ毎週競馬ナビ」にて執筆中。
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