やらせが横行している!?「イッテQ!」に「ゆるキャラグランプリ」どうなっている?
- 2018/12/04
- ライフスタイル・娯楽
- 261view
- 事件/ニュース
- テレビ
- トラブル
- ニュース
- 企業
やらせ時代の到来か
今年も現代人のゆとりのなさを象徴するかのような事件が続々と起きています。
中でも「イッテQ!」そして「ゆるキャラグランプリ」にかかるやらせ疑惑は記憶に新しいところです。
でも「何だそれ?」っていう忙しくて全然興味もないオヤジの為にも軽く解説しておきます。
そこから少しだけ時代の背景なども想像を膨らませてもらうのも良さそうな気もしています。
「イッテQ!」疑惑とは
日本テレビがプロデュースしていてバラエティの看板番組にもなっている「世界の果てまでイッテQ!」に、この度、やらせ疑惑が浮上しました。
その内容を見る限り、残念ながらこれは疑惑ではなく事実であるようです。
この番組には、温泉同好会、珍獣ハンターなどいくつか企画があって世界各地でお笑い芸人がロケを敢行して視聴者を楽しませるものです。
疑惑になった企画が「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」で、既に10年以上も続いている人気企画です。
ラオスの橋祭り、タイの村祭りなど実際には現地では行われていない祭りを作り上げたと言うことのようです。
10年も世界を周り続ければ、ネタも切れて来たのかもしれません。
ちょっとしたマニアの間だけの集会を大々的に祭りに仕立て上げたりする流れになったのでしょう。
そのための資金も日本テレビがひねり出していたと言うのです。
新しい企画も浮かばず、現状の企画を維持せざるを得なかったのかもしれません。
「ゆるキャラグランプリ」疑惑とは
全国津々浦々にゆるキャラが誕生するようになってから、その順位を決めてゆるキャラ人気を盛り上げようとするイベントがあちこちで行われるようにもなりました。
そして今年の全国一を決めるべく「ゆるキャラグランプリ2018」も行われたのですが、そこに大量の組織票が集中していることがわかったのです。
具体的には三重県四日市市の「こにゅうどう」くん、福岡県大牟田市の「ジャー坊」、大阪府泉佐野市の「一生犬鳴!イヌナキン!」がその対象となっています。
これらのゆるキャラにだけ、同じ時間帯に同じようなアカウント名から大量に票が入っていることによって疑惑にされているのです。
一体、誰が何の目的で行っているのかも憶測が飛んでいるようです。
地元自治体の組織ぐるみでの投票ではないかともされています。
ゆるキャラがグランプリで上位に入れば、その地元が注目されることを期待していると言う可能性は捨てきれません。
民間企業ならまだしも、自治体までがやらせをするのかと言う点が特に注目されているところです。
ほどほどゆるゆるがキーワード
やらせ問題は、これらに限らず昔から延々と続いている問題です。
それなりの労力をかけたイベントですから「これくらいなら、まあいいか」と、アレンジを加えたくもなるのでしょう。
それは身の周りを飛び交っている各種の広告が、ほぼ例外なく大げさなものにしていることから抵抗も感じずにしているのかもしれません。
競争の厳しい中で、一線を超えないレベルでやりくりしているうちに時に頓着も無くなってしまう心の隙間が大きく口を開けた結果なのではないでしょうか。
日本テレビの制作者たちも「やらせをやった認識はない」とも述べている通りです。
ゆるキャラの組織票にしても、そんなものはAKB総選挙でもある程度は認知されている通りではありますので、やらせとまで感じてのことでもないのでしょう。
どこで誰がどんなプレッシャーを受けて起こっているやらせなのかは知りませんが、それこそ真に受けずにゆるゆるに受け止めていれば何も起きなかったことでしょう。
真面目も真に真面目だと起こしやすいのがやらせで、真面目ながらも適当にこなせる非真面目さ加減がこれからの日本人には求められていくのでしょう。