子育てするなら都市部と郊外どっちがいいの?
- 2018/02/20
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子育ては環境が肝心
子どものためにも「環境」を重視したいと思うものですが、一口に環境といっても家庭によって求める環境はさまざまです。
わかりやすい比較対象は「都市部」と「郊外」。
都市部だから~郊外だから~と、一概に決めつけることはできませんが、子育てにとって大切な教育、利便性、住まいなどに傾向があります。
都市部と郊外のメリットを知り、ご家庭に合った環境の中で子育てに励んでいただけたらと思います。
都市部で子育てをするメリット
・小児科・夜間外来が充実
小さいうちは急病が多く、土日祝や夜間に容態が急変することもあります。
特に、第一子の場合は親も急病への対応に不慣れなので、近くに小児科や夜間外来があると安心です。
・児童館が多い
児童館とは、児童厚生施設のことです。
運営しているのは、都道府県、市町村、社会福祉法人、NPO団体、民間企業など、児童館によって異なります。
受け入れ可能な年齢、時間、活動内容も児童館によってさまざま。
一例をあげると、
・ママや乳幼児が集まって交流を楽しむ
・屋内外でのスポーツ
・遠隔地でキャンプ
・小学生の放課後の指導(親が仕事で留守の場合) など
子育てに悩みがある奥さんにも、児童館はおすすめです。
あなた(夫)の仕事が忙しく、普段は奥さん1人の「ワンオペ育児」になりがちな場合、児童館に出かけることは良い気分転換になります。
・習い事や教育の選択肢が多い
習い事や教育の面も、都市部は充実しています。
習い事はスポーツ系から学習系、芸術系までそろっているので、お子さまの興味や才能を伸ばすことができます。
そして、学校も公立から私立まで選択肢が幅広く、名門校も都市部に集中しています。
将来のことを考えて、都市部で教育を受けさせたいと考える親も少なくないのです。
・公共交通機関が充実
電車からバスまで公共交通機関が充実しているので、車がなくても目的地までスムーズに移動できます。
「夫が車を使って外出している時も、子どもと電車でお出かけできて便利」
「都市部は月々の駐車場代もバカにならない。通勤も外出も公共交通機関で事足りる」
との声も。
郊外で子育てをするメリット
・保育園などの園庭が広い
保育園や幼稚園の園庭、学校の運動場も広さに余裕があります。
都市部では園庭のない保育園も珍しくありませんが、郊外なら天気さえ良ければ毎日のように外でのびのび遊べます。
・自然が多い
我が子のアトピーや喘息に悩まされているオヤジも少なくありません。
アトピーや喘息は、生活環境にも要因があると言われています。
原因は人によってさまざまですが、豊かな自然の中で暮らすことで、症状が改善したという例もあります。
また、自然の中で遊ぶことは、電池で動くようなオモチャで遊ぶよりも遥かに頭も体も使います。
体力が付くだけでなく、五感が刺激されて創造力も豊かになるでしょう。
・のんびりとした子育て
都市部は習い事や教育が充実している一方で、
「受験熱が高すぎてついていけない」
「幼少期から習い事の掛け持ちは当たり前。息苦しさを感じる」
という声も。
郊外は地元の小学校・中学校に通う子どもが多いため、のんびりとした子育てには最適です。
・誘惑が少ない
郊外は都市部に比べて遊ぶところが少ないです。
不便と捉える人もいれば「誘惑が少なくて安心」
「繁華街が近くにないから安心」
「学校は遠いけど、登下校だけでも疲れるからか、まっすぐに帰ってきてくれる」
という声もあります。
・家が安い・広い
都市部よりも郊外のほうが、家賃も価格も手頃です。
同じ価格・家賃で物件を比べてみると、広さが一回りも二回りも違うことも。
「3人兄弟それぞれに1部屋ずつ与えたい」
「ゆとりのある空間で子育てがしたい」
と思うと、都市部では予算がオーバーする家庭も少なくありません。
都市部も郊外も捨てがたいメリットがいっぱい
都市部には都市部の、郊外には郊外の良さがあります。
どちらが正しいという決まりはないので、子育ての方針に合わせてじっくり検討しましょう。