コワモテ顔のせいじゃない?職質を受けやすいシチュエーションとは
- 2018/11/09
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てっきり犯罪者顔がいけないのかと思ってました
先日トーク番組で、ある売れっ子俳優さんが「おかげさまで有名にはなったけど今でも困っていることがある」というので、はて何だろうと思ったら、
▼いまだに年に2、3回の割合で警察のショクシツ(職務質問)を受ける
というのです。
確かにその方は中年にさしかかったベテラン俳優さんですから、彫りの深い特徴的な顔立ちをされている。
その上悪役も難なくこなされる方なので、そこら辺が引っ掛かるんじゃないかと思ったら、どうもそうではないらしいんです。
その俳優さんも2度目にはついに「私ですよ、私。ご存じありませんか?」と身分を明らかにしたらしいのですが、警察官にはとんと響かない。
つまりあっちはTVでよく出る悪役顔にピンときたから、ショクシツをかけたわけではなかったんです。
そこで気になったオジサンが、ちまたの「複数回」職質経験者たちの声を集めてみると、ある意外な事情が明らかになってきました。
警察は怪しさを求めるというより違和感に反応する
ショクシツつまり職務質問の1番の目的は「犯罪の未然防止」であり、暇そうなオッサンの相手をするために聞いているのではありません。
犯罪の前にはちゃんと前兆があり、それはプロの目から見れば一目瞭然の「動き」となって現れるので、未然にその犯罪の芽自体をつぶそうというものです。
ですから警察官が私たち市民を見るときは、個人個人の「怪しさ」の度合いではなく「違和感」…そう「他人との違い」に目が行くらしいのです。
これを3つのパターンに分けてみました。
まずは【行動系】。周囲と行動が合っていない人ですね。
具体的には
・急がなくてもいい場所での早歩き
・突然の回れ右
・座るべき場所での長時間起立
などが該当し、また広い意味では
・視線の方向が他人と合っていない
のもこれにあたるでしょうか。
次が【服装系】。持ち物もこれに含みます。
具体的には
・オフィス街でのジャージ姿
・後ろ前反対や片方だけの着衣
・持てないほどの荷物、大きなカバン
・寒い夜中にTシャツ1枚、半ズボン
などがこれにあたります。
あ、そうそう、実は今ミリタリー系の服装、持ち物というのは有無を言わさずショクシツの対象となるようです。
よくオタク街でそういう若者を見かけますが、お楽しみの後はちゃんと着替えるなど十分注意が必要です。
最後に【存在系】。存在そのものに違和感がある場合ですね。
これを指摘されると人間としてちょっと寂しいですけど…。
具体的には
・清潔でない
・いつも人がいない場所に陣取る
まあここまで落ちてショクシツを受けたら、きっと何かあるはずですけどね。
ぶつかる人はとことんぶつかるのがショクシツ
あらためて、これら経験者の声を集めて気がついたのですが、
▼職質を何度も受ける人は「自分が正しいと思っている判断自体に他人と相当ズレがある」
と思います。
「○○なことをしていたら、なぜか警察官に呼び止められたんですよ!ひどいでしょ?」→いいえ、アナタの方がけっこう変わっています、という感じにね。
中には「荷物をなくした」とか「急いで走って家まで帰る途中」とか、ピンチに遭った姿を勘違いされるケースも含まれていますが、その多くは「うーん、アナタの方が変わり者ですね」といいたいケースであふれているのも事実です。
けっこう、警察官の勘って、鋭いと思いますよ。
実際に、それを示唆するデータがあります。
▼普通の人々の7割は1度も職質を受けたことがない
ね、職質に絡まれる人って、やっぱり少数派なんです。
もしあなた自身が今までに2度以上職質を受けたことがあるというなら、いつか必ず3度目がやってくるはず(オイオイ)ですので、普段の生活から「いまの自分の行動をきちんと順序立てて説明できる」ようにしておきましょう。
そしていざというときの行動は、まず家族に相談してから、家を飛び出すようにしましょう。
…ほ〜ら、いわんこっちゃない、Tシャツ裏表反対ですよ!