大坂なおみやケンブリッジ飛鳥など。ハーフの人の身体能力が凄いのはどうして?
- 2018/04/17
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東京オリンピックを前にして
最近、日本人のトップアスリートに日本人らしからぬ風貌と体格をしたハーフのアスリートが見受けられるようになりました。
思い当たるだけでも、テニスの大坂なおみ、陸上短距離のケンブリッジ飛鳥などがいます。
ハーフでも日本代表になれるのですから、もっとスポーツ界全般にハーフの選手を発掘して鍛えてみればと思う人も多いでしょう。
来る東京オリンピックも、外見的には応援するにはちょっと抵抗感も湧きますが、これでメダル量産する道も考えられなくもないほどです。
これは強い選手がたまたまハーフなだけではなく、そこには生物学的な理由があったのです。
・見た目から違っている
遠目ではわかりにくいかもしれませんが、腰回り、背中、太ももの筋肉の質と量が見た目に違うようです。
それにしては、ウエストがぎゅっとくびれていて足も長いのです。
その根幹となる体幹の違いは容易に想像もつくものです。
これは黒人の身体を引き継いだからに他ならないものです。
そしてハーフにはそれだけでなく、ハーフだからこその身体能力もあるとされているのです。
ハーフだからこそ強力になる遺伝子
・遺伝子的に考察する
身体能力は黒人の父母から生まれた純粋な黒人が高いものとされています。
それが最もわかりやすいのがサッカーのアフリカ各国の代表です。
見た目だけでも手足が長く断然、スポーツに有利なのが比較しやすいです。
ボールに一瞬早く足が届くのも、素人が見てもはっきり差を感じられます。
高いボールにも、身長の差以上に高い位置まで頭が届いています。
これでは黒人とスポーツで勝負するのはとても無謀のようではあります。
・純血より混血
ところが、純粋な黒人より優れた可能性を持っているのが黒人との混血人種です。
それも父が黒人で母が非黒人の違った遺伝子を持った組み合わせの方が、新しい運動能力が付きやすいことがわかってきているようです。
それは両人種の遺伝子が組み合わさることにより、それぞれの優れた特徴にこれまでなかった刺激が加わりさらなる能力を取得する可能性が生じているとされています。
まさに生物が長年にわたって取得した優秀な遺伝子を残していく仕組みの為せる業だと言えます。
・例えばこんな人もいる
ジャマイカ人にウサイン・ボルトを始めとする世界に名だたるスプリンターが多いのは、混血人種がベースになっているからだと言えます。
ケンブリッジ飛鳥は父がそのジャマイカ人で母が日本人、大坂なおみは父がジャマイカの隣のハイチ人で母が日本人です。
他にも陸上短距離のサニブラウン・アブデルハキームも父がガーナ人で母は日本人です。
Jリーグにもオナイウ阿道など黒人とのハーフの選手が増えているのは気が付くところです。
プロ野球でもオコエ瑠偉の身体能力は群を抜いていそうです。
また、彼の妹のオコエ桃仁花はバスケットボールの日本代表候補でもあります。
女子バレーボールの宮部藍梨の父もナイジェリア人です。
ハーフの誕生と将来の日本
・バブル経済がハーフを産んだ
1980年代後半からバブル経済に湧く日本を目指し、外国人が仕事を求めて押し掛けて来た時代がありました。
その頃、日本人とのハーフの子供が増えたのです。
それが最近になってスポーツ各界で活躍するようになったのです。
現在でも引き続き在日の黒人は増え続けていますので、メダル獲得者のメンバーもハーフが増えていくのでしょうか。
・スポーツの話だけではないハーフの能力
ハーフの産み出す能力は、スポーツだけに限ったことではありません。
遺伝子の交わりは生物が進化する過程において絶えず繰り返されたことです。
そうやって新たな能力を取得してきたのは疑う余地もありません。